これまでのエコチル調査では、PFASと子どもの健康問題への関連はなぜか見られなかった。しかし、ようやく妊婦のPFAS血中濃度が倍増すると、生まれた子どもの染色体異常の割合が関係することがわかった。
妊婦のPFOS(ピーフォス)の血中濃度が2倍になると、生まれた子どもの染色体異常が2.08倍になると推定できるそうだ。また、PFNA(ピーエフエヌエー)では1.81倍、7種類のPFAS合計では2.25倍になるとのこと。
https://www.tokyo-np.co.jp/article/358233?rct=PFAS
染色体異常は、流産やダウン症と関連があるという。日本産婦人科医会によると、異常がある場合の流産は、80%は妊娠12週までに起きるそうだ。
https://www.jaog.or.jp/note/2%EF%BC%8E染色体異常/
しかし、エコチル調査では妊娠12週までのデータがないため、染色体異常と関連する流産の8割は見逃されたことになる。
PFASが原因の染色体異常は、もっと多い可能性が高い。
最近多い「不育症」の一因に、PFASもあるのではないだろうか。
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