相模原市、今年度の地下水と河川のPFAS濃度を公表。南橋本の汚染源はどこ?

気付かなかったが、今年度(2023年度)の相模原市の地下水と河川のPFAS濃度が発表されていた。

https://www.city.sagamihara.kanagawa.jp/kurashi/1026489/kankyo/1026503/jyokyo/1023819.html

昨年同様、最も濃度が高いのは南橋本の地下水だ。1400ng/Lと突出している。昨年は1500ng/Lだったから、多少マシになったのか、それとも誤差の範囲なのだろうか。

相模原市の場合、以前新聞に書かれていたように、各地で検出されるPFOSとPFOAの比率が明らかに異なっているから、汚染源は複数だと考えられる。PFOSが優勢な地域の汚染源は米軍補給廠などが由来の泡消火剤だと思われるが、南橋本の汚染源はどこかの工場だろう。

PFASを使う工場はどこなのか。市は汚染源を把握し、指導しているのか。もし、市がまだ何も手を打っていないとしたら・・恐ろしい。

市が測定するPFASはPFOSとPFOAのみだが、昨年11月に第一種特定化学物質に指定することが閣議決定された「PFHxS若しくはその異性体又はこれらの塩」も調べて欲しい。少なくとも、市内の飲み水だけでもPFHxSを調べるべきではないか。

安心な水道水の享受は、住民の権利のはず。

横浜市の水道水の検査項目を見ると、PFHxSも昨年度から追加された。神奈川県も県内3カ所の浄水場でPFHxSを調べているようだが、これだけでよいのか不安が募る。

スポンサーリンク

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です