レゴ、再生ペットボトルの使用を断念。より多くのCO2を発生

レゴブロックのレゴ(デンマーク)は、再生ペットボトルからブロックを製造する計画を断念した。現在の石油ベースのブロックよりも多くの汚染物質を製造過程で排出するためだという。

https://www.cnn.co.jp/business/35209518.html

レゴの広報は「3年を超える試験の結果、炭素の排出が減らないことが分かったため、再生PETを使用したブロックの製造を進めないことに決めた」とのこと。

再生素材でブロックを製造するには新設備への投資や工程の追加が必要になり、最終的には現状よりも多くの温暖化汚染物質を排出してしまうことも理由だ。また、再生プラスチックが耐久性や安全性の点でABSに劣ることや、ブロック同士をくっつけたり、離れやすくしたりするABSの「クラッチパワー」が得られないことも、試験により判明したそうだ。

ペットボトルはやはりペットボトルにリサイクルのが一番よいと思われるが、それにしても温室効果ガスは大量に発生する。しかも、歩留まりも悪そうだ。

ペットボトルに反対する東京農工大の高田教授も、「ペットボトルをリサイクル用に集めるだけでも1億円(調布市)かかる」、「水平リサイクルしてもペットボトルはガラス製リターナブル瓶に比べてエネルギー消費量、CO2発生量が2割程度多い」、「ペットボトル1本をリサイクルすると、エアコン20分使ったのと同じ量の二酸化炭素が発生する」などと批判している。(9月19日のfacebook)

https://www.facebook.com/hideshige.takada.9

プラスチックのリサイクルはどれも問題が多いが、最もマシなペットボトルも問題が多そうだ。やはり、1リットル未満のペットボトルは販売禁止にすべきではないか。

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