広島県が県内7カ所のマイクロプラを調査。カキ関連ごみ対策も考えて

広島県が県内7カ所の水域のマイクロプラスチックを調査した。

テレビ新広島↓

https://news.yahoo.co.jp/articles/1d8927c39c42e359dd7b5985b9bb06c8ad739ec2

川が3カ所、海も3カ所、下水処理場1カ所だ。

下水処理場のどこかは説明がないのでよくわからなかったが、7箇所中一番マイクロプラスチックの密度が高かったのは、黒瀬川で1立方メートル当たり2.54個とのこと。

0.3mm以上5㎜以下を調査したようで、今後は0.3㎜未満のものも広島大学と一緒に調べたいそうだ。

0.3㎜未満のものを調べるのも興味深い。案外今回とは違った結果が出るかもしれない。だがそれよりも、県にとっては担当課長もいっていたようにプラスチックの「使用量削減が大事」だ。今後どのように県民がプラスチック使用量を減らすために県として対策していくのか、売り手側への指導も含め、むしろこちらに注目したい。

広島県の海域といえば、カキパイプなどカキの養殖関連のプラスチックごみの多いことが予想される。

それらはまだ5㎜以下でなかったため、カウントされなかったのだろうが、このあたりのことを県としてどう対策しているのか、気になって少し検索してみた。

昨年、県民からの質問に対し、下記のように回答している。

https://www.pref.hiroshima.lg.jp/site/kenseiiken/2022-05.html#b

「本県では、まずは、かき養殖業界の自浄努力での解決を目指し、生産者団体の指導の下、令和元年9月に、県内全てのかき生産者が養殖資材の流出防止計画を立て、流出防止対策を強化しています。計画策定から2年半が経過しましたが、本県が行った海岸漂着物実態調査では、計画策定前の平成30年には、かき養殖資材は45.8トン漂着していると推定されていましたが、令和2年には27.1トンとなり、約4割減少しました。(以下省略)」

業界の努力だけでは4割が限界だろう。県として今後どう対策するのか、こちらも注視したい。

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