東大:メダカは淡水より海水でマイクロプラを多く取り込む

魚が淡水と海水とではどちらの方がより多くのマイクロプラスチックを取り込むのか、東大の研究グループがメダカを使って実験をした。

使ったメダカは海水でも生きられる種で、マイクロプラは1マイクロメーターのポリスチレン。

このサイズのマイクロプラの場合、魚はエサと間違えて食べるのではなく、水と一緒に否応なく取り込むそうで、浸透圧の関係で、海水魚は水分補給のため海水をよく飲む。そのため、がマイクロプラ取り込み量を淡水魚より多いという。

yahooニュースによると、海水魚も淡水魚も体液の浸透圧は海水の3分の1と変わらない。海水は体液より浸透圧が高いので、えらや体表から水が体から出て行ってしまう。「そのため海水魚は水分補給のため海水をよく飲み、食道や腸で塩分を除き、浸透圧を下げてから水を吸収する。一方、淡水は逆に体液より浸透圧が低いので、えらや体表から常に水が入る。そのため淡水魚は水をほとんど飲まず、体に入った不要な水は尿として排出する」とのこと。

https://news.yahoo.co.jp/articles/1c23d7120b04a07aaa2b36c9c7f39590542a44d8

魚は、汚染が進めば進むほどマイクロプラを体内に取り込む。人間もプラスチックによる大気汚染が進むほど、マイクロプラを体内に取り込んでしまう。人の呼吸は成人で1日2万回。既に膨大な量のマイクロプラを取り込んでいるが、一体蓄積量はどれ程なのだろうか。

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