迷走する「かながわプラごみゼロ宣言」

神奈川県は、持続可能な社会の実現に向け、アップサイクルモデル実証事業を開始するとのこと。

SDGs未来都市である県は、石灰石を主成分に、水や木をほぼ使用せず、紙の代替製品や、石油由来原料の使用を大幅に削減しプラスチックの代替製品となる新素材「LIMEX」を開発・製造・販売するTBM社と連携し、LIMEXを活用したアップサイクルモデル実証事業に取り組みます。県は、この取組を通じて、限りある水資源の有効活用、石油依存の低減、新たな循環型システムの構築、新素材の産業化、県内企業のビジネスチャンス拡大などを図り、「かながわプラごみゼロ宣言」の推進、SDGsが目指す持続可能な社会の実現につなげていきます。

「かながわプラごみゼロ宣言」の当初の目標であった「レジ袋やストローの利用廃止」は、どこかへいってしまったようだ。

石灰石とプラスチックで、一体何を作って、何にリサイクルしようというのか?神奈川県の真意が全くわからない。

海洋プラスチック汚染を解決するには、削減が最も大事なはず。たとえ本当に「アップサイクル」だとしてもリサイクルの一種。3Rの3つのRのうち、リサイクルは最終手段なのだ。(ちなみに筆者は、これまでまともなアップサイクルを見た経験はそれほど多くない。)

神奈川県は、プラごみゼロといっておきながら、ゼロに向かわず、リサイクルするためにわざわざ何かを作ろうとしているように見える。「アップサイクル」が目的になっているのではないか。

<参考>

神奈川県記者発表資料(2018.12.17)↓

http://www.pref.kanagawa.jp/docs/r5k/prs/r0068946.html

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