東京海上がJEPLANの技術を利用し、PETのリサイクル保険

東京海上日動火災保険が、サーキュラーエコノミーを促すための保険商品を開発したようだ。

輸送・保管中に中身の入ったペットボトルなどを事故痔破損した場合、ケミカルリサイクルの利用費や工場への輸送費を払うとのこと。

「保険料は年数十万~数百万円で、保険金は数百万~数千万円となる見込みだ。保険料収入は今後3年間で年数億円をめざす」(日経2022.8.24)そうだ。

ペットボトルのケミカルリサイクルを担うのは、JEPLAN(今年5月に日本環境設計から社名変更)。

東京海上日動火災保険は、JEPLANと資本業務提携契約も締結した。

https://www.nikkei.com/paper/article/?b=20220824&c=DM1&ng=DGKKZO6369377023082022EE9000

JEPLANは最近、佐賀市や宮津市など自治体ともペットボトルの水平リサイクルに関する連携協定を締結している。

ここまできたら、もうペットボトルは容リ法の対象から外すべきだ。

人参ジュースは目に良い?

ゲルソン療法のまねごとに付き合って、人参ジュースを飲み始めた。

今日、眼科へ緑内障の定期検診に行ったところ、なんと視力が上がっていた。

視力はもともと良かったが(その分、老眼がひどい・・)、両眼とも1.5などという結果は初めてだ。

さらに、眼圧もこれまでより1下がっていた。

人参を1日3回、コップ1杯ずつコールドプレスのジューサーで絞って飲んでいた効果のようだ。

今回は視野検査はなかったので視野はわからないが、視野も期待できるかも?

まだ飲み始めてから一ヶ月半程度しか経っていないので、目以外の効果はよくわからないが(肌にも良いような気がしているが)、眼圧が下がるとは思わなかった。

人参ジュースは甘くて美味しいだけでなく、目にもよいようだ。

英スコットランドで世界初、生理用品無償提供の義務化

スコットランドで8月15日、生理用品の無償提供を義務づける法律が施行されたとのこと。

「生理用品(無償提供)法」の対象は、生理用品を必要としているあらゆる人とのことだ。

https://www.nikkei.com/article/DGXZQOGN1601T0W2A810C2000000/

アメリカでは、「タンポン税」と呼ばれる、ナプキンや月経カップなどの生理用品にかかる州の消費税を廃止しようという動きがあるそうだ。

既に13の州でタンポンやナプキンの消費税が廃止されているという。

https://toyokeizai.net/articles/-/611918?page=2

日本では現在、一部の自治体が無償配布を行っているが、期間限定だったり、「なくなり次第終了」だったり、あるいは手続きが必要だったりするケースが多い。

薬局が自主的に店頭に張り紙をし、無償で配布している頭の下がる店も見かけるが、「生理の貧困」問題を解決するには国レベルでの対策が必要だろう。

コンビニ弁当と冷凍食品の多食で死産率上昇?!赤ちゃんがプラスチックに殺されている?

日本の人口減少が加速しています。プラスチックより日本人の方が早く減るよ・・と冗談で言っていたら、どうも冗談ではすまなくなってきました。

出生率低下の背景は複雑ですが、子どもがほしくても生まれなくなってきていることも原因の1つでしょう。

日本人男性の精子数も減少しているそうですが、西洋諸国でも精子数の減少は深刻です。

1973年から2011年までの間に、精子の濃度は西洋諸国の人板男性で52%以上低下、総精子数は59%以上減少したとのこと(『生殖危機』シャナ・H・スワン他、2022年、原書房)。

また、男性の生殖能力の側面が年約1%の割合で悪化し、女性の流産率も年約1%で増加しているそうです(同書)。

原因は、食べ物や大気の汚染にあり、やはり各種化学物質が主因ではないか・・と思っていたところ、エコチル調査をもとにまとめられた名古屋市立大学の研究チームの発表がありました。

冷凍食品や市販弁当を週に1or2回以上食べる妊婦はほとんど食べない妊婦に比べ、死産率が2倍以上多いというのです。

https://www.env.go.jp/chemi/ceh/news/10904194000.html

原因はおそらくコンビニ弁当などをプラスチック容器ごと電子レンジで温めることで発生する化学物質(おそらく内分泌攪乱作用のある化学物質)でしょう。冷凍食品も、最近のものは中のトレーごと「チン」するようにと書かれています。

調べたところ、使い捨て弁当容器はポリプロピレンやポリスチレンが多いようです。電子レンジに直接かけても何も発生しそうにないと思われますが、油分の多い惣菜が中に入っていた場合、かなり高温になることが予想されます。

プラスチック容器には可塑剤として何らかのフタル酸エステル類が使われていることが多く、フタル酸エステル類には環境ホルモン作用があります。低容量でも曝露時期によって影響は様々ですが、胎児期に曝露すると影響が大きいことが知られています。

EUは既に大半のフタル酸エステル類を禁止しているので、こういう問題は起こりにくいと思われますが、日本は赤ちゃんの使うおしゃぶりや玩具、一部の食品容器を除き、フタル酸エステル類をほとんど禁止していません(食品容器については、2002年の食品衛生法改正で、油脂や脂肪性食品を含有する食品に接触する器具・容器包装について、フタル酸エステル類の一種であるDEHP を含むポリ塩化ビニルの使用を禁止している。しかし、フタル酸エステル類はDEHP意外にもある上、ポリプロピレン製食器などからもフタル酸エステル類が溶出しているという海外での研究報告があるので、食品容器についてもきわめて不完全な規制)。

先日の環境ホルモンのセミナーでも、フタル酸エステル類はかなり危険な環境ホルモンの1つとして紹介されていました(日本ではフタル酸エステルは環境ホルモンではないとされていますが、海外講師のセミナーだったので、日本企業や環境省への忖度がなかった)。

もちろん、弁当容器や冷凍食品から溶出し、赤ちゃんを殺す化学物質はフタル酸エステル類以外にもあるでしょう。論文ではビスフェノールAも疑われているようですが、日本ではビスフェノールSの方が多く使われています。ビスフェノールSもAと悪影響は変わらない、むしろSの方が環境ホルモン作用が大きいなどという研究報告がありますが、日本は世界で一番ビスフェノールSを使っているらしく、日本人の尿からの検出がグンを抜いて高濃度だった、という研究報告があります。

日本はまるで、ビスフェノールSの人体実験の場のようです。そのうちに、日本人の尿サンプルをもとに、ビスフェノールSの危険性が証明されるかもしれません。

いずれにせよ、プラスチックなど日用品に使われる化学物質は、危険だと証明されない限り、何でも使ってよいようで多くのものが使われています。危険だとして、EUなどで規制されているものでも、日本で使い続けられているものもあります。

日本では、環境ホルモンについての言及はタブー視され、マスコミは口をつぐみがちです。科学者も環境ホルモン問題では科研費がおりないので、研究する人はわずかです。

このままでは、日本の人口はますます減り続けることになりそうです。

トムラ、最小の飲料容器自動回収機を開発

飲料容器の自動回収機の世界トップメーカー・トムラ(ノルウェー)が、びん・缶・ペットボトルを選別・保管できるこれまでで最小の自動回収機を開発した。

日本のペットボトル自動回収機も多くはトムラ製。ローカルデポジットが流行ったときは、国内でも缶などの自動回収機が開発されたり、オランダ製の回収機もあったりしたが、ローカルデポジットが廃れてからはトムラ製以外あまり見かけなくなった。

最近はコンビニ用に、トムラと一緒に日本で作った小さいペットボトル自動回収機もあるが、コンビニ用はあくまでもペットボトルしか回収しない。

しかし、多くのデポジット制度導入国では、回収品はビン・缶・ペットボトル。それに加えて、紙パックまでデポジット制度の対象にしている国もある。ペットボトルしか回収しない自動回収機など役に立たない。

今回、トムラが開発した自動回収機は、小さいスーパーにも置けるように必要な床面積は0.62平方メートルとのこと(幅98cm、奥行き63cm、高さ165cm)。最大270本のペットボトル、缶550個、ビンは砕かずに80本回収できるそうだ。

まもなくスコットランドでデポジット制度が開始されるはずなので、この自動回収機は狭い英国のスーパーを視野に開発されたものかもしれない。

<自動回収機の出典>

https://www.kioskmarketplace.com/news/tomra-introduces-smallest-reverse-vending-machine-for-container-recycling-2/?eType=EmailBlastContent&eId=7ffe8680-345b-4781-9c77-3fb76c54618e

富山市の川ごみ、やはりペットボトルが多い

富山市は、市内の川や用水路にフェンスを設置し、海へのごみ流出を防いでいる。日本財団と一緒に3年前から毎年行っているそうだ。

去年は3カ所の川に半年間設置し、180キログラムのごみを回収したとのこと。

https://www3.nhk.or.jp/lnews/toyama/20220810/3060011109.html

今年も行うという。

これまでの結果を富山市のウェブサイトで探したところ、これだけ見つかった↓

https://www.city.toyama.toyama.jp/data/open/cnt/3/3487/1/reiwa2abakekka.pdf?20210609103756

5日間の結果だけだが、ペットボトルごみの比率の高いことがわかる。

がめ川では回収ごみ373kgのうち5%がペットボトル(草木80%、ペットボトル以外のプラごみ5%、缶・びん3%)、広田用水では147kgのうちペットボトルは1%(草木92%、ペットボトル以外のプラごみ4%、缶・びん0%)、千俵用水では49kgのうちペットボトルは3%(草木91%、ペットボトル以外のプラごみ2%、缶・びん1%)とのこと。

やはり、ペットボトルごみの多いことがわかる。

缶・びんが少ないのは、発生量の差だけでなく、重いためフェンスに引っかかりにくいせいだろう。

ペットボトルも缶もびんも、全国回収率は90%以上だと業界団体は報告しているが、これほど流れているものがそんなに回収されているとは思えない。

正確な回収率を知るためにも、やはりデポジット制度が必要だ。

神奈川県、病床使用率98%。マスクより「抗原検査キット」がほしかったかも

神奈川県では目下、抗原検査キットを配布中。

https://www.pref.kanagawa.jp/docs/ga4/covid19/ms/test_kit.html

年齢制限とか、濃厚接触者であるとか、発熱があるとか、その他さまざまな要件を備えた人のみがネットで申し込める。

少し風邪っぽかったので、試しに挑戦したところ、何度やってもエラー。アクセスが集中しているそうで、時間をおいてから再度申し込むようにとメッセージがでる。

馬鹿正直に少し待ってから申し込んだところ、本日の配布分は終了しました、とのこと。

そりゃそうだろうと、翌日は受付開始時間と同時にキーボードを乱打した。

エラーメッセージが大量に届き、やがてエラーメッセージが配布終了メッセージに変わった。その間、約30分。

疲れたので、もう明日からは申し込まない。

近所の発熱外来のあるクリニックには、いつも行列ができている。高熱で苦しい人は、列に並べないだろう。

コロナ感染者数が高止まりしている。感染者数が抑えられているのは、自分が感染者かどうか、調べたくても調べられない人が増えているためではないか。

ちなみに、神奈川県の病床使用率は、98%とのこと。

https://news.yahoo.co.jp/articles/cdce4ac37d02df949918f043985b27fdabb40c92

最近、救急車をよく見かけるようになった。入院できているのだろうか?

無印良品、ようやく紙袋を有料に

無印良品(運営は良品計画)の紙袋がようやく9月から有料になる。1枚10円(税込)だ。

サイズによっては、原価はもっと高いのでは?と気になるが、とりあえず有料化されて良かった。

2020年3月にレジ袋を廃止し、代わりに紙製の袋を無料配布。袋を断ったアプリ会員に対しては、ポイントを付けていたそうだ。21年度のマイバッグ持参率は77%だったという。

マイバッグ持参が当たり前だった頃の感覚に早く戻るためにも、紙製袋も有料がいい。

いまだにレジ袋有料化の抜け穴を利用したレジ袋を無料配布する店まであり腹立たしい。

「材質を変えました」などと、まるでエコなレジ袋だといわんばかりに宣伝する店までまだあるが、所詮使い捨て。エコなレジ袋などあり得ない。

<参考>

日本経済新聞(2022.8.9)

https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUC096LQ0Z00C22A8000000/

匂いの発生源が判明。企業と自治体の癒着も問題

柔軟剤や洗剤の強烈な匂いが最近、よく漂ってくるようになりました。気持ちが悪く、集中力が途切れます。

どこからだろう?と思っていたところ、ようやく発生源(の1つ)がわかりました。

集合住宅の並びの住居前を通りかかったら、信じられないくらい強烈な匂いを放つ家があったから、多分ここか・・。

幸い隣の家ではないから、風向きによっては匂ってこないこともあり、今までわかりませんでしたが、わかってみたら納得です。

それにしても、なぜメーカーはこんなにひどいものを作るのだろう?宣伝に加担する広告会社に良心はないのか?コマーシャルに出る俳優も一体何を考えているの?と、腹立たしくてなりません。

しかも、洗剤や柔軟剤のトップメーカーである花王が、全国で「プラスチック講演会」を開き、自社製品の宣伝をしています。

洗剤や柔軟剤の中に入れる香り成分などを閉じ込めたプラスチックのマイクロカプセルはそのままで、容器に使用するプラスチックを少しばかり減らしただけの詰め替え用などを宣伝する場になっています。

容器よりもまず中身に使われているマイクロプラスチック(マイクロカプセル)をなくしてほしいですが、最近ではなぜか自治体まで加担して、一緒に講座を開き、この手の商品の宣伝に一役買っています。

環境先進都市だと信じていた京都市までもがまもなく、京エコロジーセンターで1日5回、2日間にわたり、花王のプラスチック講演会を開催します。夏休み期間中なので、子ども対象です。


【申込受付中(先着順)】
■エコセンイベント「私たちの生活とプラスチック」 ※子ども向けのイベントです
私たちの生活に身近な商品とプラスチックごみ問題の関係から、私たちにできることを考えてみよう。
洗剤などでおなじみの花王(かおう)の社員が講師となって、プラスチックごみ問題に
ついて教えてくれます。イベント参加者にはプレゼントもあるよ!

・日時:8月20日(土)、21日(日)
 ①10:30~10:50 ②11:30~11:50 ③13:00~13:20 ④14:00~14:20 ⑤15:00~15:20
・対象:小学生とその保護者
・定員:各回10名
・参加費:無料
・講師:花王グループカスタマーマーケティング株式会社 社員

私も相模原市で行われたこの花王の講座に参加したことがありますが、完全に花王製品の宣伝の場でした。もちろん「香害」の話などは一切ありません。

最近、宗教団体と政治家の癒着が社会問題になっていますが、企業と自治体が仲良くしすぎるのも危険ではないか?と思います。

25年間で日本の先天異常は2倍に 環境省資料

25年間で日本の先天異常は2倍になったという環境省の資料がある。

原因は複合的なものだろうけれど、原因の1つにネオニコチノイド系農薬があるようだ。

先日開催された環境ホルモンの講演会で、日本のガンの死亡率は先進国の中で例外的に上昇しているとある研究者が話していた。ガンの治療法はどんどん進化しているから、先進国では死亡率は下がっているが、日本は上がっているとのこと。

原因に、緩くなる一方の日本の農薬規制や、規制が進まない化学物質(プラスチックの添加剤に使われるようなフタル酸エステルなど)があるのではないか、と疑っている人たちが多いようだ。