風船禁止が増加 ストローの次は風船?

北米では沿岸州を中心に、域内で風船の販売や使用を禁じる町が、少しずつ増えてきているという。

バージニア州の海岸に打ち寄せられるゴミを、4年にわたって追跡調査したところ、風船のゴミの破片が、1万1000以上も発見されたとの報告もあるそうだ。

<出所>

GIZMODO(2018.8.27)「使い捨てレジ袋、ストローの次は・・風船が使用禁止になるらしい」↓

https://www.gizmodo.jp/2018/08/balloons-are-bad.html

東京都 プラごみ削減部会を設置

東京都が24日、使い捨てプラスチック製品の削減や再利用を考える「プラスチック部会」を設置した。小池都知事は、「まず櫂より始めよ。都職員には都庁内の売店でレジ袋の利用をやめてもらう」ことにしたとのこと。

部会は、年内に中間まとめを発表し、パブリックコメントを経て、2019年夏ごろまでに最終答申をまとめる予定。

使い捨てプラスチックの大幅削減を促す仕組みや、プラスチック製品の再利用などを進める方法について、専門家らからなる委員が議論するという。

まず櫂より始めよ、は正解だと思うが、レジ袋はどうなったのだろうか?以前、2020年までにゼロにすることを目標に、「レジ袋削減に向けた意見交換会」を立ち上げたはず。これに関しては、まだ成果も見えない。

プラスチック部会の委員に事業者の名前が、日本チェーンストア協会と東京商工会議所以外はないところをみると、事業者を多数入れたレジ袋削減に向けた意見交換会ではラチがあかないということで、メンバーを一新し、これから本格的に取り組むということだろうか?

そうであればよいが、もしここでも何も決められなければ、税金と時間の無駄遣いになってしまう。

<参考>

朝日新聞(2018.8.25)「都、プラごみ削減へ部会」

東京都(2018.8.24)「プラスチックの持続可能な利用に向けた施策のあり方」諮問書↓

http://www.kankyo.metro.tokyo.jp/basic/conference/resource/tokyo/index.files/30.8.24-shimon.pdf

同上諮問の用紙↓

http://www.kankyo.metro.tokyo.jp/basic/conference/resource/tokyo/index.files/30.8.24-syusi.pdf

東京都(2018.8.24)東京都廃棄物審議会 会議次第(当日資料等)↓

http://www.kankyo.metro.tokyo.jp/basic/conference/resource/tokyo/index.files/30.08.24-haihusiryou.pdf

 

 

コンタクトレンズがマイクロプラスチックの一因に

米アリゾナ州立大の研究チームによると、アメリカの下水に流されているコンタクトレンズは、年間最大33億枚。それらが、細かく砕けて、マイクロプラスチックを増やしている可能性があるそうだ。

アメリカのコンタクトレンズ使用者は約4500万人でそのほとんどがプラスチック製ソフトコンタクトレンズを使用し、そのうち15〜20%の着用者が、流しやトイレに使用済みレンズを流しているとのこと。アメリカだけでも18億から33億6000万枚のレンズが下水に流されている。

下水に流されたコンタクトレンズは、下水処理場で、汚泥2ポンド(約900グラム当たり)2枚程度見つかる。一部は、小さく砕かれ、下水処理場の設備を通りぬけ、水環境に流出するか、汚泥に含まれて処分場の地中などで拡散している可能性があるそうだ。

日本のコンタクトレンズ着用者は、使用後どのように処理しているのだろうか?

<出所>

朝日新聞(2018.8.22)「コンタクト、プラごみの一因か 米の下水に年間33億枚」↓

https://www.asahi.com/articles/ASL8P4HN4L8PULBJ00B.html

北海道の外食チェーン プラ製ストローを廃止

北海道では、プラ製ストローを廃止する外食チェーンが相次いでいる。

外食チェーン「アイックス」は、8月末までに道内外の直営店75店舗でストローを原則廃止する(年間約100万本使用)。子どもや障がい者など必要な人にはメニューにより提供。

また札幌開発は、これまでアルコールと区別するためソフトドリンクにのみプラスチック製ストローをさして提供していたが、紙製に切り替える方針。将来的には、グラスを変更し、両者の区別がつくようにして、ストローを廃止する方針とのこと。

<出所>

日本経済新聞(2018.8.23)「北海道の外食、ストロー廃止 」↓

https://www.nikkei.com/article/DGKKZO34463300S8A820C1L71000/

今年のオーバーシュート・デーは8月1日 地球1個分の暮らしを超える日

2018年の「オーバーシュート・デー」は8月1日。あと2日で、地球は赤字生活に入る・・というより、あと2日で私たちは子孫の使うべき資源を借用して使う借金生活に入る。

オーバーシュートとは、人間が地球の収容力(バイオキャパシティ)を超えてCO2を出したり資源を使ったりすることで、オーバーシュート・デーとはちょうど地球のバイオキャパシティを使い果たし、元本に手を付け始める日のことである。

地球のバイオキャパシティの範囲内で暮らしていたならば、地球温暖化は起きなかったはずで、ごみ問題の解決もこれ程難しくなかったはずだ。

子孫に残すべき資源に手を付けても、今の世代の人間がそれを穴埋めすることはおそらくできない。穴は毎年大きくなり、地球のバイオキャパシティはそのうち急落するだろう。

現在人間は、世界平均で地球1.7個分の暮らしを送っており、先進国など資源浪費国はどこも平均を軽くオーバーしている。今の日本人と同じ暮らしを世界中の人たちが送ると、地球は2.9個必要になるそうだ。

<参考>

共同通信(2018.7.26)「あと1週間で地球は赤字 今年の「アース・オーバーシュート・デー」は8月1日」

https://www.kyodo.co.jp/mamegaku/2018-07-26_1845070/

朝日新聞(2018.7.3夕刊)「日本の暮らし、地球2.9個分 環境負荷、独自の単位で数値化」

https://www.asahi.com/articles/DA3S13568752.html

ディズニーランドもストロー廃止 東京は別

ウォルト・ディズニー・カンパニーは、2019年半ばまでにディズニーランドなどでプラスチック製の使い捨てストローの使用をやめると発表した。

しかし、運営母体が異なるため、この決定は東京ディズニーリゾート(千葉県浦安市)には反映されないとのこと。東京ディズニーリゾートもプラスチックごみの削減については検討しているそうだ。

<出所>

東京新聞(2018.7.27)「米ディズニーもストロー廃止 環境保護で来年半ばまでに」

http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2018072701001598.html

 

乳がんと牛乳

乳がんを克服した友人に勧められジェイン・プラント著『乳がんと牛乳』(佐藤章夫訳、径書房)を読んだ。

著者は乳がんにかかり4回も再発しながら、なんとか原因を突き止めようとして、乳製品に辿り着いた。乳製品を一切やめたところ、首に転移していたがんが消えたという。

乳製品をやめることで、乳がんと前立腺がんのリスクを減らせるとのこと。

とても説得力があった。

セミナーのご案内 サラワク州での日本企業の対応状況

かつて、マレーシア・サラワク州の熱帯林は、日本のコンクリート型枠のために消滅している、といわれていた。

サラワク州から現地住民が、これ以上森を伐らないでほしい、と来日したこともまだ記憶に残っている。

サラワクの熱帯林は今どのようになっているのか?セミナーが開催されるそうだ。

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5/29(火)東京、6/1(金)大阪【公開セミナー】
足下に熱帯林を踏みつけて~日本の住宅サプライチェーンにおける取り組みをサラワクの熱帯林に与える影響から評価する~
http://www.jatan.org/archives/4362

日本では合板の9割は住宅産業で使われています。マレーシア・サラワク州から輸入される合板は建設現場で使われるコンクリート型枠用が知られていますが、住宅や商業施設などのフローリング向けに相当量が使用されています。本セミナーでは、サラワク州での環境社会問題の現状報告と、過去3回のアンケート調査に基づいた日本企業の対応状況について、お伝えします。セミナー会場にて、最新レポートの発表を行います。

【開催場所】
<東京>
日時:2018年5月29日(火) 10:00~11:45(開場9:30~)
会場:東京ウィメンズプラザ2F 第一会議室
東京都渋谷区神宮前5-53-67

<大阪>
日時:2018年6月1日(金) 10:00~11:45(開場9:30~)
会場:エル・おおさか(大阪府立労働センター)5階501号室
大阪府大阪市中央区北浜東3-14

【プログラム】
1. サラワク産フローリングのサプライチェーンにおける日本企業の調達方針に関する調査・分析(逐次通訳付)
/ペグ・パット(マーケット・フォー・チェンジ:MFC)

2. 森林認証制度(FSC、PEFC、MTCS)の分析(逐次通訳付)
/ネイサン・ハリス(マーケット・フォー・チェンジ:MFC)

3. サラワク州における森林認証林における周辺コミュニティとの軋轢
/原田 公(熱帯林行動ネットワーク:JATAN)

【参加費】無料

【申 込】以下のフォームからお申し込みください。
https://goo.gl/1Epwwp

【問い合わせ】 熱帯林行動ネットワーク (JATAN)
160-0022 東京都新宿区新宿1-23-16 3F
電話/FAX:03-5269-5097、Email:info(at)jatan.org
*(at)はアットマークに変更

【共 催】マーケット・フォー・チェンジ(MFC)、熱帯林行動ネットワーク(JATAN)

【ウェブサイト】過去のレポートは以下リンク先からご覧いただけます。
http://www.jatan.org/archives/3881

英国で砂糖税開始 アジアでも導入進む

糖尿病や肥満対策として、世界中で検討、あるいは既に実施されている砂糖税。清涼飲料に含まれる砂糖に課税される。
2018年4月6日から英国でもソフトドリンクを対象に導入されるが、日経新聞によると、アジアでも増えているそうだ。

タイで2017年秋に導入、フィリピンでは2018年1月から、インドネシアやベトナムでも検討中とのこと。

健康のためならば砂糖税もよいかもしれないが、環境のためならば、砂糖抜きの茶系飲料の多い日本では砂糖税よりも、かつてのような清涼飲料税を復活させるほうがよいかもしれない。

<参考>日本経済新聞2018.4.3「甘い清涼飲料に「砂糖税」 アジアで広がる↓

https://www.nikkei.com/article/DGXMZO28920420T00C18A4MM0000/?n_cid=NMAIL007

モリカケ問題にみる日本の公文書管理のズサンさ

国や自治体の管理する「公文書」。日本ではその公文書の意味がまったく理解されていないように見える。

公文書は歴史的価値のあるものばかりでなく、どのようにその事業が決定されたのか、どうしてその法(あるいは条例)制定に至ったのか、その結果がどのように評価されたか、その効果はいかがか、など一般市民にとっても身近で、影響のある問題への疑問を解決してくれるとても大事な資料である。

税金を使って行われた事業の場合、その税金が正しく使われたのかをチェックするには、大小さまざまな公文書がどうしても必要だ。

さらに、後世の人にとっても、新規事業のために参考になる大変貴重な資料である。

それにも関わらず、廃棄や改ざんなど通常ならば絶対に有り得ないことが問題になっている。

以前、カナダのある州へデポジット制度についての調査に行ったところ、ほしい資料が入手できず、やむなく州の公文書館を訪れた。公文書館ではスタッフが親切に対応してくれ、出してもらった資料をコピーしたいと申し出ると、コピーだと明日になるから写真を撮ったらよい、といわれ、照明などの機材も貸してくれた。もちろんすべて無料である。担当者の手書きのメモ書きのようなものまで大事に保管されていた。

日本の、例えば国立国会図書館では、明らかに公文書とわかるものであっても、「著作権の範囲内で」といわれて、資料を全頁コピーさせてもらえない(公文書の発行者に連絡が取れ、許可を得られれば全文コピーできるとのことではあるが、古い公文書は発行者に連絡を取りくいことも多い・・)。しかも、コピー代が高い上、写真撮影は禁止である。

日本にも公文書を無料で撮影させてくれる文書館はあるが、国立国会図書館にしかない資料も多く、その対応には疑問が残る。

このような土壌の日本だからこそ、モリカケ問題が起き、「忖度」も起きたといえるのではなかろうか。

歴史的に価値ある古い資料ばかりが、保存すべき公文書ではない。