投稿日: 2024年12月19日2024年12月19日埼玉で240倍基準超えのPFAS、産廃か? さいたま市内の河川からPFASが検出され、汚染源をたどるとある事業所(浦和区上木崎2丁目)にたどり着いたようだ。 https://news.yahoo.co.jp/articles/56780af567973165b78acaad51b6a624724778d5 何の事業所だろうかと思い、「有害物質使用特定施設設置事業場一覧表」を見てみたが、「事業所には現在、PFASが発生する要素はない」そうなので、ここに掲載されているところとは限らない。 一体何を作っていた会社だろうか?それとも産廃処理業か?
投稿日: 2024年12月2日2024年12月2日相模原市、今年度のPFAS結果を公表 相模原市が、2024年度のPFAS結果を公表した。 3M社敷地内(南橋本)の地下水のPFAS濃度が870ng/Lと、なぜか激減している。昨年は1400ng/L、一昨年は1500ng/Lだったはずだ。 PFASが漏れ出さないように、何か有効な手を打ったのだろうか? それとも?? 市の検査日を知っていた同社が、検査直前に井戸を真水で薄めたのでは?などと疑いも頭をよぎる、まさかそんなことはしないだろうと信じている。 クリックして02.pdfにアクセス
投稿日: 2024年11月7日2024年11月7日PFASとマイクロプラスチックの組み合わせで、毒性がパワーアップ:英研究 英バーミンガム大学の研究チームが新たな研究を発表した。マイクロプラスチックとPFASがミジンコに与える影響を調べたのだ。 その結果、マイクロプラスチック単独でもPFAS単独でもミジンコにとって有害だった(PFASの方が有害性が強かった)。 しかし、マイクロプラスチックとPFASを一緒にミジンコに曝露させると、単独のときよりも毒性が増した。しかも、複合効果は41%が「相乗的」とのこと。 つまり、ミジンコにとってマイクロプラの毒性が5,PFASの毒性が10だとすると、一緒に与えることでミジンコは15の毒性による影響を示すと考えられるが、それ以上の影響を示したということだ。 ミジンコは、成長が遅くなり、生殖への影響もでた。さらに、生存率も低下した。 https://www.sciencedirect.com/science/article/pii/S0269749124018505?via%3Dihub まさに「複合汚染」だ。 少し前に中国の研究で、湖にマイクロプラとPFASがセットで存在するという報告があったが、マイクロプラはPFASを引き寄せ、毒性をパワーアップさせているようだ。 この実験で使用したマイクロプラスチックはPET粒子、PFASはPFOSとPFOAだ。一般にPETの化学物質吸着能力は、ポリエチレンやポリプロピレンに比べ低いとされている。この実験では吸着させて与えたわけではなく、単に一緒に与えただけのようだが、もしかすると、PETの代わりにポリエチレンなどを使った方がより毒性がパワーアップしたかもしれない。 いずれにせよ、このままPFASとプラスチックをを使い続けると、ミジンコが激減し、ミジンコを餌にしていた生物も減り、生態系が大きなダメージを受けることは確かだ。
投稿日: 2024年11月1日2024年11月1日欧州、化粧品285品から禁止されているPFASや環状シロキサンを検出 ECHA(欧州化学物質庁)が、13ヶ国で販売されている化粧品約4500種を調べたところ、うち285製品から禁止されている物質が見つかった。 「ペルフルオロオクタン酸(PFOA)、長鎖ペルフルオロカルボン酸(PFCA)および関連物質、および環状シロキサンD4およびD5の存在」を調べたそうなので、見つかった物質はREACH規則で禁止されているPFASや環状シロキサンだ。 ・ペルフルオロノニルジメチコン・ペルフルオロオクチルエチルトリエトキシシラン・ペルフルオロノニルエチルカルボキシデシルPEG-10ジメチコン・シクロペンタシロキサン(D5)、シクロメチコン(D4、D5、D6のブレンド)、シクロテトラシロキサン(D4) https://echa.europa.eu/-/hazardous-chemicals-found-in-cosmetic-products 環状シロキサンはシリコンの化合物で、日本の化粧品にもよく使われている。 PFASは日本を含む世界各国の化粧品に含まれているため、前から注意が呼びかけられているが、これからはシロキサンにも注意が必要だ。 日本語の記事によると、アイライナーやリップライナー、コンディショナー、ヘアマスクなどの製品から有害物質が見つかったそうだ。 https://news.yahoo.co.jp/articles/0850658ef73eea92e7e85e500b91c52e393aaf92
投稿日: 2024年10月31日2024年11月1日PFASは睡眠障害を引き起こす可能性 米南カリフォルニア大学などの研究チームが、PFASは睡眠障害と関連があるという研究を報告した。 https://www.sciencedirect.com/science/article/pii/S2666765724001030 ・PFDA、PFOA、およびPFHxSは、睡眠時間の短縮と関連 ・PFOSは、睡眠障害および睡眠関連障害と関連 PFASはやはり万病の元のようだ。 この論文の内容に既視感があると思ったら、この記事の元となった論文だ。 <関連記事> PFASで睡眠障害に 血中濃度と睡眠時間に関連
投稿日: 2024年10月26日2024年10月26日人工芝と容器包装を減らせば、大阪ブルーオーシャンビジョンは達成できる 2019年のG20大阪サミットで、2050年までに追加的な海洋プラスチック汚染をゼロにまで削減することを目指す「大阪ブルー・オーシャン・ビジョン」が提案された。 それを達成するには、海洋に流出するプラスチックごみの量を、2035年までに2019年比で32%削減する必要があると、九州大学の磯部先生たちの研究グループが報告している(重量ベース)。 https://www.kyushu-u.ac.jp/ja/researches/view/1132/ プラスチックの用途で最も多いのが容器包装で、プラスチック生産量の半分ほどを占めるため、容器包装を減らすのが最も有効だ。海洋への流出も多い。しかし、容器包装に使われているプラスチックをすぐに全廃するのは不可能だ。 そのため、バラ売りやシェアビジネスを増やすなどで容器包装を極力減らし、あとは必要性の高くないプラスチック製品を順次廃止するのがよいはず。 必要性の低いプラスチックの筆頭に上がるのが人工芝だ。健康にも環境にも悪く、使っていてもよいことは少ない。確かにメンテナンスはラクで、一度敷いてしまえばしばらくは維持費が安く済むかもしれないが、膨大な量のマイクロプラスチックを発生させることによる外部費用はバカ高い。 しかも、人工芝にはフタル酸エステルやノニルフェノールなど、内分泌かく乱作用のある化学物質(環境ホルモン)が含まれている。子どもや妊婦などへの悪影響は計り知れない。 さらに、PFASが含まれているという報告もあり、人工芝の販売禁止を決める米国の州も多い。 日本で最も人工芝に前向きなのは東京都で、都庁広場にまで人工芝を敷いてしまった。 共産党都議団 都施設の人工芝見直しを 独自調査で天然芝より高温〈2024年10月13日号〉 東京都は、神宮外苑の木を伐り、人工芝を増やす・・・。まるでヒートアイランドを促進し、クーラーを使わせ、電力消費量を増やそうとしているようだ。それで誰が儲かるのだろうか?
投稿日: 2024年10月24日2024年11月2日PFASで睡眠障害に 血中濃度と睡眠時間に関連 7種類のPFASのうち、4種類のPFAS(PFDA、PFHxS、PFOA、PFOS)が睡眠と関連があるそうだ。 この研究は、生まれてから食品などを通してPFASに曝露したと考えられるケースで調べたそうだが、「出生前の胎児期の曝露に起因している可能性もある」とのこと。 600を超える遺伝子候補のうち、PFASによって活性化される7つの遺伝子候補が睡眠に影響を与えると推定されるそうだ。睡眠障害はアルツハイマー病などにも影響を与える。 https://diamond.jp/articles/-/352394 PFASは水中でプラスチックに吸着し、拡散しているという研究報告もあり、PFASの存在感が日々高まっている。 早く全面禁止してほしいものだ。 <関連記事> PFASは睡眠障害を引き起こす可能性
投稿日: 2024年10月13日2024年10月13日井戸から指針840倍のPFAS検出 千葉県内最大級 千葉日報によると、「同市軽井沢地区の井戸40本の水質調査の結果、指針値の840倍に当たる4万2千ナノグラム(1リットル当たり)が検出」されたそうだ。 8月19~21日に軽井沢地区の井戸を対象に実施した。同地区北西部の15本から指針値を上回る1リットル当たり180~4万2千ナノグラムの数値が検出されたという。 いずれも海上自衛隊下総航空基地にごく近いエリアだ。 https://news.yahoo.co.jp/articles/08a551f520ff1616612db5f2219d1a00351ead3d 井戸を利用していたのは事業所が6割、住宅が4割だということなので、国の予算でその利用住民の血液検査をすべきだ。
投稿日: 2024年10月8日2024年10月8日食品包装に含まれる約1300の化学物質が人体に蓄積 スイスの非営利団体フード・パッキング・フォーラム財団(Food Packaging Forum Foundation)などの研究チームが、食品に接触する化学物質を1万4000以上のデータを調査したところ、うち3601(約25%)の物質が、皮膚、毛髪、血液、母乳、脂肪組織などの人体サンプルから見つかった。 2024年9月17日に「Journal of Exposure Science and Environmental Epidemiology」で発表された。 これにはプラスチックだけではなく、紙や段ボール、インクなどの物質も含まれているそうだ。 https://www.businessinsider.jp/post-293805
投稿日: 2024年10月8日2024年10月8日食品包装に乳がん原因物質が約200種類 食品包装に乳がんと関連する化学物質のいずれかが約 200 種類含まれているそうだ。 「一般的に使用される食品包装材には、乳がんを引き起こす可能性のある189の化学物質が含まれている」と研究者が報告したそうだ。 PFASやビスフェノール、フタル酸エステル類などの危険な化学物質は「米国、欧州連合、中国、南米、その他の場所で、使用制限することを目的とした規制にもかかわらず、食品包装に含まれている」とのこと。 これはプラスチック製の包装に限らず、紙で販売されているものも対象のようで、「乳がんに関連するプラスチック包装材料に使用されている143の化学物質を特定し、そのうち89は紙や段ボールで見つかった」。 研究者らは、人間が食事を通じて少なくとも76の発がん性化学物質に日常的に曝露されているという強力な証拠がある」と話している。 「がんを引き起こす化学物質上位76種のうち約40種は、すでにさまざまな国際規制当局によって何らかの形で有害物質として分類されているが、依然として食品包装に使用されている」と研究者らは指摘している。 Journal of Exposure Science & Environmental Epidemiologyに掲載されたレポートによると、そのうち79の化学物質が、がんや遺伝子変異、内分泌および生殖問題を引き起こすことが知られているそうだ。 <出典> https://www.usnews.com/news/health-news/articles/2024-09-24/almost-200-chemicals-linked-to-breast-cancer-are-found-in-food-packaging