トルコで来年1月からデポジット制度開始

トルコで2022年1月1日から、飲料容器のデポジット制度が開始される。

トルコの政策であるゼロ・ウェイストプロジェクトの一部のようだ。

これで国は、年間約1億3300万ドル(15億TL)を節約できるとのこと。飲料容器の回収場所は、ショッピングモールや大型スーパーマーケット、街の広場など、にぎやかな場所に設置されるそうだ。

日本では、最近なぜか多くの自治体が飲料メーカーに取り込まれ、産官連携?のつもりなのかわからないが、一緒に協力して質の良いペットボトルを回収し、リサイクルしようという方向に変わってきつつある。

これで自治体が支払うペットボトルの回収・選別費用全体がトータルで減っていればよいが、どうなのだろうか?企業にうまく利用されているだけではないかと気になっている。

使い捨て飲料容器については、自治体には1円も税金を使ってほしくない。回収からリサイクルまですべて企業責任ですべきだ。

<トルコについての参考>

Daily Sabah(2021.11.21)「Deposit return scheme set to join Turkey’s zero waste project」↓

https://www.dailysabah.com/turkey/deposit-return-scheme-set-to-join-turkeys-zero-waste-project/news?eType=EmailBlastContent&eId=49a74bcb-bb26-4783-9820-b51663053cc9

もうバドワイザーは飲まない リユース樽を使い捨てプラスチック樽へ変更

もうバドワイザーは絶対に飲まない。

アンハイザー・ブッシュ・インベブ ジャパンは、リユースされていた「バドワイザー」Pure Draught(ピュアドラフト)のスチール樽を、わざわざ使い捨てのプラスチック樽に変更した。

返却しないでよいため、返却に伴うCO2を出さずに済むとのこと。しかし、この容量ならば飲食店向けだろうから、飲食店に新しいビールを配達する際に引き取っていたのでは?

典型的なグリーンウォッシュ。言い訳にしか聞こえない。返却の際の輸送に伴うCO2は気になるが、空いた容器を処分する際のCO2や新原料から樽を作る際のCO2は気にならないようだ。エコロジカルフットプリントで計算せずに、カーボンフットプリントで都合のよいところだけ計算するから、このような結論になるのだろう。

「年内はスチール樽からの切り替えに重点を置き、来年以降、本格展開を予定」とのこと。

このご時世、わざわざ使い捨てプラに切り替えるのは、余程SDGsに逆らいたいのか。

「リサイクルできる」というが、主材料として使っているPET樹脂以外に、ガスバリア性を高めるため何か他の樹脂を使っているのでは?「PET/プラとして処分することが可能」とのことだが、この色つきボトルがいわゆる「PET」として他のペットボトルと一緒にリサイクル工場へ行くとは思えない。

プラスチック資源循環促進法では、事業者の自主回収も促されている。ワンウェイ容器であっても、このようなものは事業者が引き取るべきだ。そうであれば、返却に伴うCO2は、リユース容器と大して変わらない。

<出典>

Web東奥(2021.9.30)↓

https://www.toonippo.co.jp/articles/-/692156

食品産業新聞社(2021.10.27)「「バドワイザー」新プラスチック樽「ピュアドラフト」開発、企画背景や今後の展開を聞く」↓

https://www.ssnp.co.jp/news/liquor/2021/10/2021-1027-1448-14.html

容器持参でコロッケを買ってみた

容器持参の買い物がごみ減量になることは誰もが知っている。問題は、どの店ならばイヤがられないか、どんな対応をされるのかがわからないので、持参する勇気がないことだ。

そのため、容器持参OKをはじめから表明してくれる店はありがたい。これまで量り売りしてくれる店に容器を持参して行って、ピーナツバターやクコの実などを買ったことがある。しかし、近所の店ではないため、後が続かなかった。

近所の店で容器持参で買いたい・・とずっと願っていた。

ようやく昨日、ガラス容器を持参して、コロッケを買うことができた!

きっかけは江戸をテーマにした本だ。最近のコロナ感染禍で、仕事のキャンセルが続いたため、時間ができた。江戸の小咄などを読んでいると、「煮売り屋」が登場する。

詳しい説明はないが、飲食店を持たない料理上手な人が、惣菜を作って売る庶民向けの惣菜屋のようだ。

買う人は弁当箱や鍋などを持参するようだ。売る人は、きちんと計って売っているわけではなく、目分量で売っているらしい。顔なじみの人や同じ長屋に住んでいる人たちが相手なので、それで済むのだろう。

現代の惣菜屋ならば、性能のよい秤を使えば公平に売ることができるので、江戸時代より簡単に「煮売り」できる。

しかし、マイ容器の場合、余分な手間をかけさせそうで、つい持参するのを遠慮したくなる。でも、断られたらその店には二度と行かなければよいだけの話だ。気になっている店で、今度試してみようか?と思いながらズルズル日が経ち・・

昨日思い切って、気になっていた肉屋さんへ容器を持って行き、コロッケを買ってみた。老夫婦二人でやっている小さい店だ。コロッケならば量る手間がないので、容器持参の初心者にはハードルが低い。店の人にガラス容器を渡したところ、「こんな重いもの、よく持ってきたわねー」と驚かれた。

説明が面倒だったので、「そのまま食卓に出すので」と話したところ、笑いながら中に揚げたてのコロッケを入れてくれた。

ホッ。

大阪、容器持参できる店MAPを開設

大阪府が面白い取り組みをしている。

食料品や飲み物、洗剤等の日用品をマイ容器やマイボトル持参で購入できる店の検索サイト「Osakaほかさんマップ」を開設するそうだ。

府内の店が約500軒も掲載されているらしい。

公開は10月1日から。下記↓

http://www.osaka-hokasan.jp

詳細は↓

https://www.pref.osaka.lg.jp/hodo/index.php?site=fumin&pageId=42380

グリーンピースの「グッバイ・ウェイスト」とはまだ連携していないようだが、各地でこの手のマップが増えれば、一本化した方が便利そうだ。

グッバイ・ウェイスト↓

https://goodbyewaste.jp

容器持参は、プラスチックごみの減量に直結するので、全国に広がってほしい。

相模原市、北清掃工場改良工事が完成 気になる斑鳩町のゼロウェイストの行方

相模原市の北清掃工場基幹的設備等改良工事が完成した。2017年9月から4年にわたり実施してきたこの工事により「施設を令和18年度まで45年間稼働」できるそうだ。

45年も稼働させて大丈夫なのか、気になるが、この延命工事に約70億円の予算がついたらしい。

本来30年しかもたないと言われている焼却施設だが、追加で70億円かければ15年延命できるということならば、安く済んだのかもしれない。

しかし、やはりごみは高くつく。ゼロ・ウェイストを目指せないものか。

そういえば、奈良県斑鳩町のゼロ・ウェイスト事業は、順調にごみを減らしているようだ。リサイクル量も含めて、ごみの総量が減っている。住民意識が高まっているのだろう。

https://mykoho.jp/article/奈良県斑鳩町/広報斑鳩-2020年8月号/ゼロ・ウェイストの取り組み-2/

斑鳩町は現在、諸事情により、奈良市とのごみの広域処理を目指しているが、理想をいえば、ゼロ・ウェイストはごみ広域処理には馴染まない。今後どう展開するのか、注目したい。

https://mainichi.jp/articles/20210916/ddl/k29/010/353000c

<相模原市北清掃工場についての参考>

相模原市ウェブサイト↓

https://www.city.sagamihara.kanagawa.jp/kurashi/recycle/plan_etc/1014254.html

神奈川や埼玉もLoopの対象エリアに

これまで東京都内が中心だったLoopの対象エリアが拡大された。私の住む神奈川県内も対象になったようで、連絡が来た。

早速登録し「よし、買うぞ!」と商品を見たところ、まだまだ商品数が少ない。品目が少ない上、超高級品しかない。

一番ほしかった醤油は、1本1000円以上のもののみ。インスタントコーヒーのビンは、お値段はフツーで超ミニサイズ(結果、かなりの割高品)。確かに美味しそうではあるものの、これで買い続けるのは辛い。

シャンプーは石鹸シャンプーがほしかったが、それもなし(石鹸メーカーが参画してなかったので、これについてはほぼ諦めていたが)。

マヨネーズやケチャップなどは、影も形も見当たらない。

参画している企業はまだ様子見している状態のようだが、これではエコな金持ちしか買い続けられない。

もっと選択肢を増やしてほしい!

<関連記事>

フランス、気候変動対策・レジリエンス強化法案を可決 量り売りも強化 

フランスで7月20日、「気候変動対策・レジリエンス強化法案」が採択されたようだ。

同法案は2月10日に閣議決定されたもの。抽選で選ばれた150人の市民から成る「気候変動市民評議会」がまとめた環境政策提言の一部を採用したことで有名だ。

主な対策として、15個掲げられている。

例えば、断熱性の低い住宅の貸し出し禁止、農地などから大型ショッピングセンターへ転換禁止、州は学校の食堂では週に1回ベジタリアンメニューを提供する、などだ。

ごみ関連のものとしては、2030年までに400平方メートル以上のスーパーでは店舗面積の20%以上で量り売りなど包装のない商品を販売しなければならない。

また、紙の大量消費対策として、チラシを制限するための実験を36ヶ月間おこなう。レターボックスに広告OKの表示をした世帯以外にはチラシを入れない。

他にも温暖化対策に資する具体的な施策が並んでいる。

<出典>

https://www.ecologie.gouv.fr/loi-climat-resilience

日本初、京都市内に量り売りスーパー誕生 デポジット制容器も導入

本日(2021.7.31)京都市上京区に量り売りで販売するスーパーがオープンした。「斗々屋(ととや)京都本店」だ。

全部で600から700種類の商品を扱っているとのこと。ゼロ・ウェイストを目指している。

小規模の店で一部商品(ナッツ類など)のみ量り売りにしている店はこれまでもあったが、この規模のスーパーで量り売りを中心に販売する店は全国で初めて。商品は、持参した容器や店にあるデポジット(保証金)制のリユース容器を使って購入する。

容器の重さを量ると、重量が電子的に記録されたタグがでてくる。それを容器に貼ると、商品の重さを測定した際に、自動的に容器の重さが引かれる仕組みだそう。この会計システムは寺岡精工が担当した。

https://www.teraokaseiko.com/jp/news/press-release/2021/20210728085927/

容器を持参しなくても、デポジットを払えばリユース容器を借りられるのはとてもありがたい。

ゼロ・ウェイストレストランも併設され、オーガニックの全粒粉を使ったうどん(パスタ?)などもあるようだ。

今度関西へ行く時には、容器を何種類も持参して、ぜひ立ち寄ってみたい。

<参考>

朝日デジタル「ごみゼロをめざすスーパー開店 「日本初」、京都に」↓

https://digital.asahi.com/articles/ASP7Z5H4RP7ZPLBJ001.html?_requesturl=articles/ASP7Z5H4RP7ZPLBJ001.html&pn=8

スコットランド、2022年からデポジット制度開始

スコットランドは、イギリス初のデポジット制度を22年7月1日から導入するとのこと。

デポジット/リファンド額はいずれも20ペンス。購入時に20pを飲料代に上乗せして払い、容器を返却すると20p返金される。

スキームの管理者は2021年1月に任命される予定。

これまでの報道を合わせると、対象は50mLから3Lまでの使い捨て容器で、びん、缶、ペットボトルだ。

<参考>

I・C・I・S(2020.11.4)

https://www.icis.com/explore/resources/news/2020/11/04/10570902/scotland-launches-uk-s-first-deposit-scheme-on-drink-containers-to-boost-recycling

韓国のプラスチック削減政策、傘袋も禁止に?

海外の政策はめまぐるしく変わることが多いので、気になる政策でもフォローしきれないことが多い。

もちろん情勢により機敏に対応するのは悪いことではないので、よい面も多いのだろうが・・。

韓国も例外ではなく、臨機応変に変更される。

韓国語が読めないため、つながりがよくわからず、断片的な報道だけ読む身としては、それが変更により以前の法律がなくなった結果、新しいのができたのか、それともその法律が一部変更されただけなのかさっぱりわからない。

以前、韓国は「2027年までに使い捨てプラスチックゼロに」という目標を掲げていた。

https://jp.yna.co.kr/view/AJP20180904001500882

「消費段階では、使い捨てのプラスチック製コップやストローなど、代替可能な製品がある使い捨て製品の使用を段階的に禁じ、27年までに「ゼロ」にするとの目標に掲げた。」とのことで、代替品のある使い捨て用品は禁止するとのこと。

しかし、先月発表されたロードマップを読むと「2022年までに一回用品使用量を35%以上削減する」と書かれており、レジ袋は2030年にゼロになるようだ。

http://me.go.kr/home/web/board/read.do?boardMasterId=1&boardId=1096240&menuId=286

2027年までにゼロになるものと30年までにゼロになるものがあるのだろうが・・よくわからない。

いずれにせよ、店頭などに設置されている雨の日の傘袋にも規制がかかるようだ。余力のある役所は2020年から、大型店では2022年から使用が禁止になるようだ。(韓国語がよく読めないので、間違っているかもしれないが)

ということは、既にソウル市役所などでは、雨のしずくを取る装置が備え付けられているのではないかと思うが、どんなものが使われているのか見たいものだ。

日本でもぜひ傘袋を禁止してほしい。

雨の日に、袋が店先に散らばっているのをみるのは耐えがたい。