宅配便を運んで来られる方々には感謝しているが、最近特に柔軟剤臭が気になる。
汗臭さを気にしているのかもしれないが、これまで宅配業者の方々に汗臭さを感じたことはない。でも最近は、柔軟剤臭が気になってならない。
荷物の中身にまで香りが移ったら大変なので、宅配業者の方々には香り付きの洗剤や柔軟剤の使用は避けていただきたい。それこそが「香りのエチケット」だと思う。

旧「環境にやさしい暮らしを考える」のブログです。持続可能な暮らしに関連するニュースや、気になった環境情報を紹介します。専門は環境経済学です。
宅配便を運んで来られる方々には感謝しているが、最近特に柔軟剤臭が気になる。
汗臭さを気にしているのかもしれないが、これまで宅配業者の方々に汗臭さを感じたことはない。でも最近は、柔軟剤臭が気になってならない。
荷物の中身にまで香りが移ったら大変なので、宅配業者の方々には香り付きの洗剤や柔軟剤の使用は避けていただきたい。それこそが「香りのエチケット」だと思う。
欧州には人工芝の墓場とも呼ぶべき人工芝専門の「リサイクル」施設があるらしい。
オランダ公共放送の動画を見て愕然とした。
オランダの自治体では、リサイクル費用として人工芝のピッチ1面につき1~2万ユーロを廃棄物業者に払っているそうだ。リサイクルされていると思われるが、実際はそうではないようだ。
オランダでは5月下旬のサッカーシーズンが終わると、毎年、張り替えが必要な200枚以上の人工芝マットが撤去される。
しかし、人工芝はプラスチックだけでなく、砂とゴムも付いていて、それらは重金属で汚染されているとのこと。
撤去された人工芝マットはどこへ行くのか、と番組制作者は車でそれらを積んだトラックを追いかけた。着いたところがTUFリサイクリングという人工芝専門の産廃施設。その施設の中には膨大な量の人工芝マットと砂、ゴムチップが積まれていた。特にロール状のマットの量がすごい。
その後、あちこち取材を重ね、情報公開請求もおこなって、下記のドキュメンタリー番組を作った。
オランダにはこの手の会社が2社あるが、2社とも違法な量のマットを保管しているそうだ。しかし、これらを知っても当局は「社会的に重要な仕事だから」と手を出さない。ヘタに手を出して、サッカー場の芝の張り替えができなくなったら困るのだろうか。
引き取った人工芝は、敷地内にロール状のまま積み上げているものも多いが、スリナムやキュラソー、ガーナなどへ「製品」としても送られている。それらは、ソーラーパネルなどの下に防草シート代わりに敷かれるようだ。
オランダ公共放送の番組↓
日本ではおそらく大半を燃やしているのではないかと思うが、どうなのだろうか?
仮に防草シートとして使われたとしても、もしくはロール状のまま放置されたとしても、芝の破片がマイクロプラスチックとして飛散するのは避けられない。燃やす方がマシか、とも思うが、そんな単純な話でないことは、この放送を見ても想像できる。
燃やすには切断が必要だから、切断するためには芝から砂やゴムチップを除去しなければならない。その際にどれほど多くの人工芝が破片(マイクロプラスチック)になるか・・と考えただけでゾッとする。それら破片が全て回収されるとは思えない。従業員の健康も気になる。
下の動画も人工芝がテーマだ。人工芝のフィールドからどれほど多くの芝が剥がれ落ち、マイクロプラスチックになるかも、この映像でよくわかる。グラウンド横の側溝や道ばたに溜まっている大量の人工芝が不気味だ。
欧州でさえ、人工芝をまともにリサイクルできないならば、どのように処理するのがよいのだろうか?日本の人工芝はどう処理されているのか?
人工芝はマイクロプラスチックとして海洋を汚染するのは間違いない。以前のピリカの調査でも人工芝は一番多いマイクロプラスチックだった。
さらに、風による摩擦で目に見えないほど小さく微細化し、大気中に漂うマイクロプラスチックにもなるようだ。
https://news.yahoo.co.jp/articles/da75f00ab15498b4358395e394adb023b502046f
こんなに問題の多い製品は極力使わないに超したことはないが、日本では人工芝に張り替える公園が増えているようだ。
相模原市内でも数年前、横山公園の運動公園が人工芝に変わった。「季節を感じる運動公園。平成29年4月から人工芝グラウンドがオープン!」とある。
https://iko-yo.net/facilities/92932
人工芝グラウンドで季節が感じられる気はしない・・悪い冗談に聞こえる。
また、相模原駅近くにも2021年4月に「相模原スポーツ・レクリエーションパーク」がオープンした。フットボールもできる人工芝グラウンドがウリだ。
東京都でも、学校のグラウンドの芝生化を進めていて、天然芝ではなく、人工芝を採用している学校もあるようだ。
人工芝を利用するプレーヤーはケガをしやすいとか、熱中症になりやすい、など人工芝には多くの欠点がある。さらに、芝の破片はマイクロプラスチックとして海洋のみならず、大気も汚染する。
しかも、必ず数年で張り替えが必要だから、コスト的には天然芝より高くなると聞く。
欠点だらけだけれど、メンテナンスがラクなどのメリットもあるだろう。利用者にとって便利なことは間違いない。しかし、人工芝による環境汚染を考えると、人間は人工芝とは共存できないような気がしてくる。
それにしても、脱プラが必要な今、なぜ人工芝が増えているのだろうか?それほど必要とは思えないところにまで、最近は使われている。
これまでは人工芝の悪影響について、知識としては知っていたが、本当にはわかっていなかったことが、この動画2本を見てよくわかった。
シンガポールの「ウマミ・ミーツ」という会社が、ウナギなど希少で養殖が難しい魚の培養肉を開発しているとのこと。
https://news.yahoo.co.jp/articles/136ceb523a4713a3768ffd50fbe9ec241c818f9e
「ウナギとサラサハタでは細胞の成長促進の最適化に成功しており、現在は培養肉の生産工程を開発中だ。併せて栄養価、食感の向上も進めている」という。
さらに、「ウナギについては、日本から取り寄せられた「アンギラジャポニカ」種、いわゆるニホンウナギの培養肉の開発に取り組んでいる」とのこと。
希少種の本物は食べたくないとは思うが、培養肉は本当に安全なのだろうか?「水銀汚染やマイクロプラスチック汚染(海洋生物が微粒のプラスチックを飲み込むことで発生する汚染)の心配がない当社の商品を選んでもらえる」と自負しているそうだが、健康志向の消費者が培養肉を選ぶとは思えない。
遺伝子を組み換えた食べ物も怖いし、ゲノム編集食品も怖い。培養肉も怖い。最近、駅弁屋で急いで買ったサンドイッチの中に、成型肉を使ったトンカツが入っていて、それも気持ちが悪かった。
食べる物は昔ながらのフツーのもので、できればオーガニックがうれしい。
SDGsを疑問視する声をよく聞くが、それ以上に頑張って取り組んでいる人が多い、多分。特に「ムリだよなー」と思うのは、基本理念の「誰一人取り残さない」だ。
例えば、電磁波過敏症の人から見たら、今回の東京都の政策である個人宅の屋根にソーラーパネルを付けるという話は、命の危機に思えるはず。隣家の屋根に付いただけでも、かなり苦しいと聞く。
しかし、ツバルなど今にも海に沈みそうな国の人から見たら、温室効果ガス排出をなんとしてでも止めてほしいから、ソーラーパネルくらい屋根に付けろよ、と思うに違いない。
どちらも命と暮らしがかかっている。SDGsではどちらを優先するのだろう?
この場合、被害者の多い方の意見を優先するという多数決が正しいとは思えない。かといって、少数者を優先することもあり得ないはず。気候変動問題はツバルなどだけでなく、世界中の人に大きく影響する問題だ。
この場合、誰一人取り残さない、を実現しようと思えば、住宅に近い場所から強い電磁波が発生しそうなものを排除する必要がある。それは可能だろうか?
CO2発生を減らそうといいながら、新しい便利な商品はますます増えているし、プラスチックも一向に減らない。アパレルメーカーは大量の衣料品を生産し、売れ残りを大量に廃棄している。食品メーカーやコンビニ、スーパーなどの食品ロスもCO2発生量を増大させている。
これらを放置しておいて、やれ電気が必要だから原発を増やそう、ソーラーパネルを個人住宅にも付けようなどという話は、どこか狂っているのではないか。まるで、「水漏れしているから、水が足りない。だから、川から水をどんどん汲んでこよう。川が枯渇したら、他の川から汲めばいい。でも水漏れは放置しよう」といっているようなものだ。
これ以上便利にならないでよいから、安心安全な環境を取り戻したいものだと思うが、SDGs的にはどうなのだろうか?おそらく電磁波が発生しないソーラーパネルや携帯基地局を作ろうということになるだろう。でもそうすると、また別の新たな問題が発生する。これまでずっとその手のいたちごっこは続いているし、利益相反のケースなど世界には山ほどある。
先日、国立国会図書館へ行って申し込んだ本がたまたま「図書」コーナーにある本だった。私が申し込んで読む本はたいてい「雑誌」なので、イヤな予感がした。
案の定、その本の中の4頁分の文章をコピーしようとしたところ、この本は「図書」なので、同じ著者の記事は著作権の関係で半分しかコピーできませんとのこと。
言い分はわかるが、4頁の文章のうち2頁しかコピーできないと役に立たない、と少し粘ったが絶対にダメとのこと。
もし、その本が雑誌に区分けされていたら100頁位はコピーできるはずなのに、図書に分類されたばかりにわずか2頁のみ・・何か変だ。
図書と雑誌の違いを聞いたところ、図書は定期刊行されていないもので、雑誌は定期刊行されているものだそうだ。
争点になった本は、日本海洋学会が編集した『海の温暖化』というもので、何人もの研究者が少しずつ分担執筆している市販されていないものだ。編集した学会も図書に分類されるとは思わなかったのでは?おそらく単発で出したジャーナルのつもりだったはずと想像している。
以前も、国会図書館では似たようにトラブルがあった。詳しいことは忘れたが、どこか行政機関の出した古い調査報告書のコピーを巡ってだった。薄い報告書で、全文コピーしたかったが、ダメだといわれた。
税金で作った報告書のコピーができないのはおかしい、本来ならばこの手のものはウェブサイトにアップされるべきものだ、と粘ったところ、先方の了解が得られたら全文コピーしてもよいと言われた。
しかし、古い資料のため、今はない部署で作られた報告書。省庁の名前さえも変わっていて、電話番号もわからない。渋々諦めた。
近くに住んでいれば、すぐに再訪して続きをコピーできるだろうが、遠方ではそれもやりづらい。
以前、カナダのある州のアーカイブライブラリーへ行き、資料をコピーしたいといったところ、コピーは時間がかかるといわれ、「写真を撮ったら?」とスタッフから提案されてライトまで貸してもらえた。
おかげで貴重な資料を全文無料で入手でき、有りがたかった。
日本の図書館との違いを痛感した。
コロナ禍での来館の「抽選制」の時も思ったが、国会図書館は図書館の役割をどう考えているのか聞きたいものだ。単に資料の収蔵庫とでも思っているのだろうか。もちろんそれも大事な役割ではあるが・・。
室内にたまるホコリの中のマイクロプラスチック濃度を調べていたところ、オーストラリアの家庭菜園の土に含まれる重金属などの研究報告が見つかった。
学術雑誌「Environment International」に3,600以上の家庭から収集したデータの結果だ。
これらの庭土の35%に、神経毒性微量元素鉛(Pb)の住宅用土壌ガイドラインを超える1つ以上の土壌サンプルがあったとのこと。
https://www.sciencedirect.com/science/article/pii/S0160412021002075?via%3Dihub
家庭菜園の野菜は、スーパーで買う野菜よりも安全だと思っていたが、住んでいる地域や住宅の状況によってはそうでもないようだ。有鉛ガソリンがまだ使われていた頃に溜まった鉛だろうか?
広いオーストラリアでこの結果ならば、狭い日本の庭の家庭菜園は、都市部ではより危険かもしれない。
発泡ポリスチレン(発泡スチロール)入りの納豆がイヤで、以前から小杉食品の経木入り納豆を食べていた。
1年ほど前に、ふとマークが印刷されていることに気づいた。何のマークかと読んでみると、マークを集めて送るとプレゼントをくれるとのこと。
20枚送った場合は抽選になるそうだが、200枚ならばもれなくプレゼント、とのことなので、早速200枚集めて送ったところ、納豆の詰め合わせが届いた!
中身はほぼこの↓納豆ギフトセットと同じ内容。
ただし、この写真にある「ドライ納豆あおさのり」は入っていない。代わりに「おちびさん」納豆が入っていた。それ以外はほぼ同じで、いろいろな種類の納豆が楽しめる。
普段買うのは経木入りの「都納豆」(北海道産大豆)だけれど、たまには他の味も食べたいので、またせっせと集めようと思う。
マークが付いた納豆は、都納豆とおちびさんシリーズの納豆だけのようだ。
「ちょっとうれしいプレゼント」↓
https://www.miyakonattou.com/ochibisan.php
<関連記事>
山梨大学の研究発表によると、妊娠前と妊娠初期にタンパク質をあまりとらない妊婦から生まれた子どもは、発達に遅れが見られたそうだ。
タンパク質摂取量が少ない妊婦から生まれた子どもが3歳になった時のコミュニケーション能力と微細運動能力と問題解決能力の発達に、遅れが見られる傾向にあった。
「コミュニケーション」は話す、聞くなどのことで、「微細運動」は指先で物をつかむなどのこと、「問題解決」は手順を考えて行動するなどのことを指すそう。
さらに、タンパク質の摂取量が少ない妊婦は朝食をとらない傾向があり、また炭水化物摂取割合が高い傾向があったそうだ。「野菜類、魚介類、肉類などの食品群で摂取量が 少ない一方、穀類、菓子類、し好飲料類(ソフトドリンクなど)の摂取量が多い傾向が見られ」たとのこと。
要するに、妊婦は朝食をしっかりとって、お菓子やソフトドリンクはほどほどに、ということだろう。
当然といえば当然のことだけれど、エコチル調査によってしっかり証明されてよかった。
<出所>
山梨大学ウェブサイト
プレスリリース(2023.1.16)
「妊娠中の母親のたんぱく質摂取と3歳時の発達との関連について」
子どもの健康と環境に関する全国調査(エコチル調査)における研究成果
コロナ感染症の影響で、火葬場がいっぱいのようだ。
持病の悪化で入院していた高齢の叔母が、先日亡くなったが、まだ火葬できない。
遺族によると、火葬できるまで10日間待たなければならないそうで、預かってもらうためのドライアイス代が1日2万円かかるとのこと。
火葬場は非常事態のようだ。
でもこれだけ死者が多いのに、社会は通常に戻り、フツーに動いている。
慣れは恐ろしい。
「屋外でもマスクをはずせ」の屋外マスク不要論も大きくなってきた。
原発関連のパブリックコメントが年末から年始にかけて4件も始まった。
FoEによると、「ほぼ方針を固めてから、年末年始をはさんで、4つもの文書を同時にパブコメにかけるというのは、民意軽視にほかなりません。本来、各地で公聴会を開催するなど、十分な国民的議論を踏まえるべきでしょう(こうしたことも、ぜひパブコメに書きましょう!)」とのこと。
募集中のパブコメは下記の通り。
1.原子力規制委員会「高経年化した発電用原子炉に関する安全規制の概要」(締切:2023年1月21日0時0分)
2.資源エネルギー庁「今後の原子力政策の方向性と行動指針」(締切:2023年1月22日23時59分)
3.内閣官房 ほか「GX実現に向けた基本方針」(締切:2023年1月22日23時59分)
4.原子力委員会「原子力利用に関する基本的考え方」改定(締切:2023年1月23日18時0分)
詳しくは↓
https://foejapan.org/issue/20221226/10867/
どう考えても、原発より再エネの方が安くて安全なのに、なぜ政府は危険を顧みず進めようとするのだろう?