人は毎週5gのプラスチックを食べている、について

WWFが、オーストラリア・ニューカッスル大学に委託した調査結果をもとにDalbergの最新レポートをまとめた。それによると、人間は平均毎週5グラム(クレジットカード1枚分相当)のプラスチックを食べている、とのこと。

約2000個のマイクロプラスチックである。

内訳を見ると水(水道水・ペットボトル)がダントツで1769個、あとは貝・甲殻類(182個)、ビール(10個)、塩(11個)。

筆者も以前計算してみたが、これ程多くはならなかった。何が違うのかと見てみたところ、こちらの計算は水からの摂取がかなり多いようだ。

以前のミネソタ大学の研究発表をもとにした新聞報道(東京新聞2018.9.3)によると、

「米国人の標準的な消費量に基づくと、水道水と食塩、ビールから年間五千八百個のマイクロプラスチックを摂取する計算になる。水道水由来が全体の88%を占めた」

とのことだから、年間5800個ということは週111個。やはり筆者の計算と同様、今回の発表の方が1桁多い。

おそらく、ペットボトルと水道水の違いか。ペットボトルで水を摂取することが多い人の食生活をベースに計算すると、週2000個になるということだろう。

以前報道されたペットボトルから検出されたマイクロプラスチックの数は1リットル当たり平均325個だった(当時の報道では0.1ミリを超えるものは10個/Lで、それより小さいマイクロプラスチックも含めると325個)。

毎日1リットルのペットボトル水を飲むと、それだけで週2275個。500ミリリットルでは1138個。煮炊きには水道水を使用するだろうから、ペットボトル水+水道水で、週1769個はそれ程過大とはいえないかもしれない。

WWFのレポートをまだザッとしか読めていないが、これから詳しく読んでみたい。

いずれにせよ、これは口から摂取している分だけのカウントなので、柔軟剤等のマイクロカプセルの破片や、繊維など呼吸で取り入れる分も合わせたら、もっと多くなりそうだ。

(補筆)

他の報告がないか調べて見たところ、アメリカ人は1年に7万個以上のマイクロプラスチックを食べているという研究報告(Science Daily, 2019.6.5)が見つかった。

年間7万個ということは週1340個程度か。水の摂取方法(ペットボトルか水道水か)やマイクロプラスチックのサイズの下限の設定次第で、数字はいくらでも変わりそうだ。

https://www.sciencedaily.com/releases/2019/06/190605100332.htm

<出所> WWFプレスリリース

https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000072.000018383.html

http://awsassets.panda.org/downloads/plastic_ingestion_press_singles.pdf

<参考>

水道水については、東京新聞(2018.9.3)

https://www.tokyo-np.co.jp/article/economics/list/201809/CK2018090302000127.html

ペットボトル水については↓

https://toyokeizai.net/articles/-/236346

https://www.gizmodo.jp/2018/03/report-finds-microplastic-in-93-of-bottled-water-tested.html

 

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