パーム油発電のオンライン署名にご協力を

パーム油発電に関する2種類の動画と署名が開始されている。

動画は2団体が公開している。1つはFoEで主にHISの発電所、もう1つは「舞鶴にパーム油火力発電所なんかいらん!」の会で福知山のパーム油発電だ。

福知山の騒音はすごく、この音に臭いが加わるのでは、住民はたまらない。

(動画)

FoE「パーム油発電の真実」↓

https://www.facebook.com/watch/live/?extid=OKaIhsLYW4Pzo2fO&v=788413095304189&ref=watch_permalink

動画公開:福知山市三恵観光が運営するパーム油火力発電所(バイオマス発電)

「バイオマス発電」という美名のもとで、堂々とおこなわれている自然破壊。原発や石炭火力でなければなんでもいいわけではない。再生可能エネルギーといわれるもののいくつかは、再生できないほど自然を痛めつけている。

その挙げ句に公害も引き起こす。署名は以下↓

1.「私たちの電気代で問題だらけのパーム油発電ビジネスを促進するのは止めて下さい!」↓

https://www.change.org/p/梶山弘志経済産業大臣へ-私たちの電気代で問題だらけのパーム油発電ビジネスを促進するのは止めて下さい?utm_source=share_petition&utm_medium=custom_url&recruited_by_id=e7f772f0-85a2-11e8-aa85-3f9d4b12376c

2.「パーム油発電の公害で苦しむ親子を助けたい! 三恵福知山バイオマス発電所の廃炉を求めます」↓

https://www.change.org/p/パーム油発電の公害で苦しむ親子を助けたい-三恵福知山バイオマス発電所が発生させる環境破壊にno?utm_content=cl_sharecopy_23149297_ja-JP%3A2&recruiter=1008291049&utm_source=share_petition&utm_medium=copylink&utm_campaign=share_petition

言行不一致を指摘され、仏エビアンはミニPETボトル生産中止 日本では継続?

たまたま検索をかけていて、日本では220mLのミニペットボトル入りエビアンを伊藤園が売っていることに気が付いた。脱プラといいながら、日本ではペットボトルの小型化が進み、人気は衰えていないようだ。

フランスでは2019年6月、署名サイトchange.orgで、ある消費者がエビアンのブランドを展開するダノンの言行不一致を指摘し、小型の水ボトルの生産停止を訴える署名を開始した。

ダノンは「地球は1つ(ワンプラネット)」と環境重視の姿勢をアピールしながら、エビアンの200mLのミニボトルを売っていることの矛盾を糾弾されたのだ。

署名は15万5595筆も集まった。消費者の声に押されたエビアンは、2019年末までに小型ペットボトルの生産停止を発表した。

以前このニュースを知った時、日本でも小型のエビアンは販売中止されたのだろうと思っていた。しかし、日本とフランスは販売する会社が違う様で、今みたら220mLのペットボトル入りエビアンが伊藤園から今でも売られている。330mLや500mL入りも売られている。

わずか200や300mLの水を飲むために、ペットボトルを使い捨て、CO2を垂れ流すなど、信じられない気がするが、伊藤園は地球環境や評判など気にせず、売れればどんなサイズでも作るのだろうか。

<参考>

Evian renonce à sa bouteille en plastique « goutte d’eau »

Pour le retrait des minis bouteilles d’evian;

https://www.change.org/p/pour-le-retrait-des-minis-bouteilles-d-evian

 

今年の「アース・オーバーシュート・デー」は8月22日

そろそろかな?と思って、今年の「アース・オーバーシュート・デー」を調べたところ、8月22日とのこと。
アース・オーバーシュート・デーというのは、地球が再生できる環境容量を人間の活動が超えた日、つまり自然の予算を人間が使い果たした日だ。
新型コロナウイルスの影響で、昨年より3週間以上遅くなった。ロックダウンで、CO2排出量や木材伐採量が減ったことが原因らしい。
遅くなったからと言って、原因が原因だから、喜ばしいことではない。
この日以降は、子孫にツケを回す借金生活に入るということだ。グレタさんが怒るのもムリはない。
日本のオーバーシュート・デーは5月だった。
アベ政権はGO TOで忙しそうだが・・本当はそれどころではないはず。

<参考>
国際NPO グローバルフットプリントネットワーク↓
https://www.footprintnetwork.org/our-work/earth-overshoot-day/

環境省、使用済み紙おむつリサイクルのガイドライン発表

環境省が、使用済み紙オムツのガイドラインを発表した。

紙オムツは使い捨てだから布オムツの方が望ましいのはいうまでもないが、赤ちゃん用はともかくとして、大人用紙オムツは高齢化社会の必需品だろう。

そうであれば、焼却よりもリサイクルの方が望ましい。脱焼却・脱埋立を目指すゼロ・ウェイスト政策を実現するためにも、紙オムツのリサイクルは欠かせない。

もちろん、リサイクル施設からマイクロプラスチックが漏れ出すことのないように万全を期す必要があるし、コストや環境負荷、衛生面などクリアしなければならない問題は多い。

紹介事例の中で、リサイクルする場合と焼却の場合のCO2比較やコスト比較をしているケースがあり、参考になる。

日本での事例として、福岡県大木町、鹿児島県志布志市、鳥取県伯耆町を紹介している。鳥取県伯耆町はリサイクルというより熱回収だが、これはこれで参考になる。焼却炉老朽化に伴い、可燃ごみを減らすための策として始めたようだ。小さい町でも可能であることに勇気づけられる。

イタリアの技術も紹介されている。「焼却と比べ、1 トンの使用済紙おむつあたり 388kg の二酸化炭素減少となる」「リサイクルは、95%可能であり、残りの 5%は焼却して、熱高圧加水分解装置に注入する蒸気の発生に使用」(p.60)と試算されているそうだ。

<参考>

環境省「使用済紙おむつの再生利用等に関するガイドライン」

http://www.env.go.jp/press/files/jp/113702.pdf

 

英マクドナルド、プラスチック製玩具を廃止、日本はまだ配布を継続

テレビを見ていたら、マクドナルドのハッピーセットのお知らせが流れた。リサイクルするから、使わなくなったおもちゃを持ってくるように、とのこと。

まだやっていたのか、とビックリ。

イギリスとアイルランドのマクドナルドでは、2021年初頭までに、ハッピーセットの玩具のプラスチック使用をやめる。

代わりに「ぬいぐるみや持続可能な紙製のギフトや本など」に替えるとのこと。

ぬいぐるみはコットンやウールなどだろうか?わからないが、紙製の絵本などが増えるのかもしれない。

それにしても、なぜ日本のマクドナルドはまだプラスチック製玩具配布を続けているのだろう?リサイクルするから良いと思っているのだろうか。

玩具ではなく、味と素材(安全・安心)で勝負してほしい。

<参考>

AFP(2020.3.17)「マクドナルドのおもちゃ、英とアイルランドで脱プラスチックへ」↓

https://www.afpbb.com/articles/-/3273829

 

 

 

英ガーディアン、化石燃料企業の広告掲載中止を決定

最近、イギリスのガーディアン紙を読んでいて、記事の終わりに、We’ve got an announcement…(お知らせがあります)と書かれていることにふと気がついた。

何かと思って読んでみたところ、ガーディアンは化石燃料を扱う企業からの広告を一切掲載しないことを決めたという。エスカレートする気候の緊急事態に対応するためだそうだ。

日本語の記事を探したところ、見つかった。

「世界各国の政府が推進する意義のある環境政策を、過去数十年にわたって多くの化石燃料業界の関係者が阻止しようとしてきたことを受けて、われわれはこの決定を下した」

とのことである。

現在収益の40%を占めるこれらの広告をやめることは、ガーディアンにとり死活問題のはず。にも関わらず、決定を下したことに驚いた。

ここまでやるマスコミが日本にもあるかどうかは知らないが、さすがガーディアンだ。

<参考>

MSNニュース(2020.1.30)「英紙ガーディアン、化石燃料企業の広告掲載を完全中止」↓

https://www.msn.com/ja-jp/news/world/英紙ガーディアン、化石燃料企業の広告掲載を完全中止/ar-BBZsZlI

 

相模原市、地球温暖化対策計画案と環境基本計画案のパブコメ募集中

神奈川県相模原市では、第2次地球温暖化対策計画(案)と環境基本計画(案)についての意見を募集している。

締切はどちらも来年1月14日(火曜日)だ(必着)。

詳細は下記。環境政策課へメールでも郵送でもFAXでも提出できる。

地球温暖化対策計画について↓

http://www.city.sagamihara.kanagawa.jp/shisei/shisei_sanka/pubcome/1018114.html

環境基本計画について↓

http://www.city.sagamihara.kanagawa.jp/shisei/shisei_sanka/pubcome/1018105.html

 

小泉環境相、石炭火力抑制案の表明断念 また化石賞

COP25で、環境省は「日本が海外に輸出している石炭火力発電に制限をかける国際公約など3案を検討した」という。

しかし、首相官邸の了解が出ずに断念したとのこと。

また、石炭火力発電の認可は経済産業相の権限だから、小泉環境相が勝手にストップすることはできない。そのため、発電所新設も止められない。

要するに、日本が環境後進国になった原因は、首相官邸にあるということか。

しかし、本当に小泉環境相が脱石炭、脱原発などを望んでいるならば、同じ思いの国民は多い。手はあるはずだ。

このまま諦めれば、「ほとんど何もしていないのにずるがしこい説明と想像力豊かなPRで、行動をしていると見せかける」政治家や企業家たちと同じだろう。(以下、朝日新聞2019.12.12)

同じく演説したスウェーデンの環境活動家グレタ・トゥンベリさん(16)は「一番危険なのは行動しないことではなく、政治家や企業家たちが、ほとんど何もしていないのにずるがしこい説明と想像力豊かなPRで、行動をしていると見せかけることだ」と指摘した。

(補筆)

小泉環境相の演説を受け、日本は今回のCOPで2度目の化石賞を受賞した。

それに対し、小泉環境相は「驚きはない。受賞理由を聞いて私が演説で発信した効果だと思った。的確に国際社会に発信できていると思う」(NHK2019.12.12)と、意味不明のコメント。負け惜しみか?

<参考>

朝日新聞(2019.12.12)「小泉氏、新たな対策出せず COP25で演説、官邸の了解出ず断念」↓

https://digital.asahi.com/articles/DA3S14291159.html?ref=pcviewer

日本経済新聞(2019.12.12)「小泉環境相、石炭火力廃止踏み込まず
COP25で演説、脱炭素へ苦しいかじ取り」↓

https://www.nikkei.com/paper/article/?b=20191212&c=DM1&ng=DGKKZO5324001011122019EE8000

NHK(2019.12.12)「日本に再び「化石賞」小泉環境相の演説受け 国際NGO」↓

https://www3.nhk.or.jp/news/html/20191212/k10012211821000.html

「批判から逃げない」小泉環境相は、批判を理解しているか

小泉環境相の発言が気になる。期待していただけに、失望している。

「石炭火力への批判からは逃げない。正面から向き合う」とのことだが、それならばまず「石炭火力発電の新増設を続ける」という日本の方針を変更すべきだろう。

以下、日本経済新聞(2019.12.10)↓

11日には日本の取り組みについてスピーチする。石炭火力発電の新増設を続ける方針の日本は、世界から激しい批判を浴びている。小泉環境相は「石炭火力への批判からは逃げない。正面から向き合う」と述べ、日本の立場を丁寧に説明するとの考えを示した。

石炭火力発電のCO2排出量が大きいことは、誰の目で見ても明らか。少なくとも小泉環境相のお膝元である横須賀の石炭火力発電所の建設を、今すぐ中止すべきだ。

反対を押し切って無理に作ったところで、温暖化の加速が誰の目にも明らかになれば、早晩止めざるを得なくなるはずだ。

日本は、世界で一番温暖化の被害金額が大きかったとのこと。その日本が「化石賞」を受賞するほど、率先して石炭火力発電を肯定していてどうするつもりか。

これ以上COP25で話しても、「化石化」を証明するだけだ。もうしゃべらないでほしい。

<関連記事>

横須賀の石炭火力発電所建設を考える会 まもなく逗子で開催

安倍首相は国連演説を断られる、ドイツは0.05mm以下のレジ袋禁止

<参考>

日本経済新聞(2019.12.10)「小泉環境相「批判から逃げない」 COP25閣僚級会合開幕 」↓

https://www.nikkei.com/article/DGXMZO53192610Q9A211C1I00000/

 

安倍首相は国連演説を断られる、ドイツは0.05mm以下のレジ袋禁止

9月に国連本部で開かれた「気候行動サミット」で、日本政府が安倍晋三首相の演説を要望したが国連側から断られていたという。

日本の温暖化対策や、トンチンカンなプラスチックごみ対策を見れば、断られて当然だろう。

たとえば日本では、0.05mm以上の厚さのレジ袋は無料配布OKの対象だが、ドイツでは0.05mm以下のレジ袋は禁止されるとのこと。

つまり、ちょうど0.05mmのレジ袋があれば、それは日本では無料でいくらでも配布OKだとされる。しかし、ドイツでは0.05mmでは「一度使用したあと、ほとんど再利用されない」として、たとえ有料であっても配布自体が禁止されるということだ。

さすがはドイツ。

日本のこのゆるさは、環境よりも企業の目先の利益を優先したい表れだろう。

小泉環境相も、先日外国の記者から「石炭火力をどうするのか?」と聞かれ、「減らす」と回答したものの、「どうやって?」とさらに聞かれて、返答に詰まっていた。

そりゃあそうだろう。地元の横須賀で石炭火力発電所が建設中であるにも関わらず、何もできないのだから答えられるわけがない。

日本は国連の演説を断られても仕方ない。

以下ロイター(2019.11.29)↓

日本は、安倍首相が演説し、6月に議長を務めた20カ国・地域首脳会議(G20大阪サミット)の結果を含めて報告したい意向を伝えて協議したが断られた。

G20の結果報告という大義名分を付けてさえも演説を断られたということは、日本ではG20が大成功で、日本の手柄だとされているが、国際社会ではほとんど評価されていないということだろう。

<参考>

EIC(2019.11.6)「ドイツ 連邦内閣が厚さ50マイクロメートル以下のプラスチック製レジ袋の使用を禁じる法案を承認」↓

http://www.eic.or.jp/news/?act=view&serial=43166&oversea=1

ロイター(2019.11.29)「安倍首相、国連演説を断られる」↓

https://jp.reuters.com/article/idJP2019112901001076