人工芝:三菱地所が丸の内で危険な社会実験 都庁の都民広場でも

三菱地所は7月25日(木)~ 8月18日(日)まで、丸の内仲通りに人工芝を敷き、社会実験をおこなった。

都会に緑の空間を求めたい気持ちはわかるが、人工芝を敷き詰め、色だけ緑。これではオアシスどころか、ヒートアイランドを激化させるだけだ。人工芝は夏は連日60度を超えるので。

しかも、人工芝にはPFASが含まれているので、アメリカでは人工芝を禁止する自治体が相次いでいる。

2019年から実施とのことだが、来年からは絶対にやめてほしい。

https://www.mec.co.jp/news/detail/2024/07/10_mec240710_msp

また、都民広場でも人工芝を敷くのが恒例行事になっているらしい。

今年も人工芝を敷くと聞いているが、昨年と同じだろうか?

昨年の様子↓

https://www.metro.tokyo.lg.jp/tosei/hodohappyo/press/2023/09/22/02.html

東京都は、都庁周辺にテラス空間や都民広場などを整備する「都庁周辺の空間再編計画(素案)」を公表したとのことだが、もしかすると人工芝を恒久的に敷くつもりではなかろうか?

まさかとは思うが、神宮外苑再開発や葛西臨海水族園の整備事業などを押し進める都知事のことだから、何をするかわからない。

もし、人工芝を敷くならば、周辺地域のPFAS汚染とヒートアイランドはますます加速されてしまう。

最近の研究では、PFASは皮膚からも吸収されるそうだ↓

https://www.newsweekjapan.jp/stories/lifestyle/2024/07/post-105208.php

「最も広く使用されている17種類のPFASについて実験を行い、うち15種類が皮膚を通じて吸収されることを確かめた」ということは、人工芝に触れただけでも多くのPFASが体内に入るということだ。

街路樹などを伐りたいだけ伐って、色だけ緑にするため地面に人工芝を敷きつめるのは、本当にやめてほしい。

住民の3割が血液検査で米指針値超え:PFAS

京都大と市民団体は11日、摂津市の住民ら約1190人を対象に実施した血液検査の結果を公表した。

国は血中濃度の健康影響は、明らかでないとして標準的な値を示していないし、血液検査も推奨していない。しかし、環境省が2021年に実施した国内調査値を上回り、平均でおよそ2倍の血中濃度の値が出たという。

また、ダイキンの元従業員の1人は米指針値の約30倍を示した。

血液検査は、専門家と市民団体が昨年9月から12月にかけて、摂津市や大阪府内などに住む人たちを対象に行われた。

https://www3.nhk.or.jp/kansai-news/20240811/2000086666.html

https://www.sankei.com/article/20240811-O3FYQ4BG2RKGHIJLGV5GUHCE7I/

環境省、PFAS血液検査をしないように指示 自治体向け手引きに

東京新聞によると、環境省は自治体向けに示している対応手引の修正案に、住民の血液検査について「かえって不安が増す可能性がある」と、否定的な考えを新たに盛り込んだ。

https://news.line.me/detail/oa-tokyoshimbun/x3kzz6trxif4?mediadetail=1&utm_source=line&utm_medium=share&utm_campaign=none

これではまるで、血液検査を国が反対しているようなものだ。

汚染を心配する自治体が、住民の血液検査に踏み切ったとしても、国は一切助成せず、傍観するつもりだろう。

そう思っていたところ、やはり伊藤信太郎環境相は2日の閣議後会見で、国としての支援策を問われ「費用の助成などをする考えはない」と述べた、とのこと。

https://www.tokyo-np.co.jp/article/344878

伊藤大臣の環境大臣としての資質を疑う。国がこの調子では疫学調査も進まない。

疫学調査をわざと進めず、PFAS曝露による健康影響も認めずに、先進国ではあり得ない高い水道基準値などを示し続けるつもりなのだろう。

それで一体誰が得をするのか。PFASを使い続け、儲けたい産業界が一時期だけ得をするだろうが、それで作った製品をEUや米国などが買うことはない。

基準の緩い国内向け製品だけを作るつもりだろうか。国民の健康は国力の衰えにも直結する。

国民の健康をないがしろにする政治家は要らない。

米コロラド州でも人工芝禁止が決定 州内すべての土地でNG

アメリカではPFASを理由に人工芝を禁止する州が増えている。

コロラド州でも今年5月、禁止が決まった。

https://www.jetro.go.jp/biznews/2024/07/e3312aa51fcac115.html

「2026年1月1日以降、州内のいかなる土地にも、PFASを使用した人工芝を設置することを禁止する」とのこと。

業界は2026年までにはPFASを使わない人工芝を開発しようと躍起になっているようだが、すべての過程で使わないのは難しそうだ。

しかし、いずれPFASフリーの人工芝を作ることができるかもしれない。PFASを禁止の理由にせず、マイクロプラスチック発生を理由にしてくれたら、人工芝を永久に追放できるのに・・と思うと、少し残念だ。

それにしても、PFASに甘い日本では、これからもPFAS入り人工芝を使い続けるつもりだろうか。

ロサンゼルスでも、人工芝の禁止可能性を調査

カリフォルニア州では2023年、地方自治体が人工芝を禁止することができるように、州法を改正した。

その後、同州のミルブレーとサンマリノは人工芝禁止に踏み切った。

先月、同州ロサンゼルス市議会のエネルギー環境委員会は、人工芝禁止を視野に、人工芝の健康や環境への影響を調査するための研究を承認した。これにより、人工芝使用による悪影響が人工芝のメリットを上回るか、検討されることになる。

要するに、人工芝に含まれるPFASやその他の化学物質の悪影響が、水使用量の減少という人工芝のメリットを上回るかどうかを調べることになるようだ。

ペットボトル水のPFAS汚染、神戸市も厚労省も隠蔽

PFASで汚染されたペットボトルのミネラルウォーターが販売し続けられていたそうだ。明石市の議員がたまたま神戸市に情報公開してわかったとのこと。

https://news.yahoo.co.jp/articles/210c9180eb83753049a260925a54bd58e6184e42

水道法では、PFASはまだ遵守を義務づける「水質基準項目」ではない。そのため、「市はあくまで濃度を下げるように要請することしかできない」との言い訳のもと、1年以上隠蔽していた。購入者は一体どう思っているだろうか。

体内に入ったら「取り込まれたうちの95%を排出するのに、およそ40年もの時間がかかる」という試算もあるそうだ。

https://news.yahoo.co.jp/articles/f00b15fba83a97ee9a8feb8f761479f1b26ad3b8

神戸市は地元企業をかばったのかもしれないが、市民のことは考えなかったようだ。厚労省も神戸市の隠蔽に気付いたはずなのに、なぜ市を指導しなかったのか疑問だ。

市から指摘されながら、企業は1年以上放置したあと、ようやくフィルターを付けたようだが、それでどの程度除去できたのだろうか。

水道水などのPFAS目標値などに関する専門家会議の傍聴のお知らせ

環境省が、「令和6年度第1回水質基準逐次改正検討会」及び「第4回PFOS・PFOAに係る水質の目標値等の専門家会議」合同会議を開催します。

日程は以下の通りです。

7月17日(水) 14:00 ~ 16:00

申し込めば、オンラインで傍聴できます。

傍聴の申込み締め切りは、令和6年7月16日(火) 12:00です。

詳細は環境省のサイトに掲載されています↓

https://www.env.go.jp/press/press_03422.html

メーン州のPFASに関する法律、人工芝は2029年から禁止

米メーン州のPFASに関する法律が更新された。

新たな法律では、意図的にPFASを添加した以下のような製品を販売禁止とした。

・2023年1月1日発効:カーペットまたは敷物、ファブリック処理

・2026年1月1日発効:クリーニング製品、調理器具、化粧品、デンタルフロス、生理用品、繊維製品(例外あり)、スキーワックス、布張りの家具、容器

・2029年1月1日発効:人工芝、屋外用アパレル(ただし、PFASで作られたことが表示されていればOK)

・2032年1月1日発効:メーン州で販売されている意図的にPFASが添加された製品(使用が避けられないものは除く)など

・2040年1月1日発効:冷房、暖房、換気、空調または冷凍装置など

2029年までにPFASを含まない人工芝が開発されるだろうか?

<出典>

https://www.maine.gov/dep/spills/topics/pfas/PFAS-products/

「続・水どぅ宝」上映会のお知らせ

沖縄テレビが制作し、2024年2月に放送した番組「続・水どぅ宝」の上映会をするそうだ。

子どもたちをPFASから守りたいと声を上げた母親たちの闘いを追ったドキュメンタリー。優れた番組を表彰する放送文化基金賞のドキュメンタリー部門で奨励賞を受賞している。

上映会は7月7日と8月4日。参加費無料。

PFAS汚染は、相模原市も他人事ではない。

詳細はチラシをご確認ください↓

静岡の市民団体が三井ケマーズに申し入れ 住民説明会の開催求める

市民団体「清水PFAS問題を考える連絡会」が13日、「三井・ケマーズフロロプロダクツ清水工場」に住民説明会の開催を求める申し入れ書を提出した。

市民団体は同社に対し、近日中に住民説明会を開き、工場構内や工場周辺の浄化計画の進捗状況を報告するよう求めたという。

同社の法務担当社員は、住民説明会の開催について可否を含め来週中に連絡すると回答したそうだ(中日新聞2024.6.14)。

https://www.chunichi.co.jp/article/912844

このデュポン系の化学工場では2013年までPFASの一種「PFOA」を使用していたという。従業員はマスクも手袋もなしで、PFOAの計量作業などをしていた。

周辺の水路から発がん性などが指摘されるPFASが国の暫定目標値を大幅に超える濃度で検出されたことが問題になったことから、工場側は2月9日、従業員と元従業員の血液検査を実施した。

取材に応じた元従業員の男性からは、全国平均値のおよそ15倍となる濃度のPFOAが検出されたそうだ。

ひどい話だが、相模原市も他人事ではない。スリーエム社の従業員や元従業員の人たちは、血液検査をしているのだろうか。